- Q臓腑の花束は面白い漫画でしたか?
- A
閲覧注意、そのレベルのホラー漫画だと思ってください。離島にある祖母の家で出会った真っ赤なソレは一体何なのか?なつかれたから連れて帰ったけど、本当によかったのか?第1巻のラストはとんでもない作品を読み始めてしまったなって、背筋が冷えました。
『臓腑の花束』の内容と読んだ感想

point①.閲覧注意レベルのホラー漫画
とんでもない漫画を読み始めてしまった……。
読後に、軽い気持ちで読み始めた自分をぶん殴りたくなりました。平日の朝イチじゃなくて、休日の夕飯後とかに読むべきでした。べっとりと不安感がこびりついて離れてくれません。音の表現を使用できない縛りプレイと化しているホラー漫画なんて余裕でしょって私が、そう思うレベル。
何も調べずに表紙買いする私は『お!異種族ラブコメか?絵柄も綺麗そうだし読むか!』くらいのノリで読み始めたら、全然違いましたね。とはいえホラーはむしろ好きなので、結果オーライ。読む人を選ぶとはまさにこのこと。えぐみがある漫画が好きなあなたには超ささると思いますよ。
point②.田舎に閉じ込められていた真っ赤な肌の何か
さて、そんな臓腑の花束は主人公の琉之介が、夏休みを利用して離島にある祖母の家を訪れるところから物語がはじまります。叔父さんに連れられて、おばあちゃんに挨拶をして。何気なく階段に目をやると、そこから草花が降りてくるんですよ。夢か現か。まるで誘われているかのように、階段に近づこうとした瞬間、叔父さんが力強く腕を握ります。
その夜、ぴちゃんぴちゃんと天井からしたたる黒い液体を見てしまった琉之介。意を決して、二階に何があるのか確認しに行きます。すると、そこにはドアノブが針金でぐるぐるに巻かれた部屋。背後からゴトという音が聞こえて、振り向くと早く開けろと言わんばかりに、ペンチがあるのです。
部屋に入った琉之介がみたのは大きな繭。ここはヤバイとその場から逃げようとした琉之介は、ブルーシートに足を取られて、その繭をやぶいてしまいます。出てきたのは虫……ではなく、真っ赤な肌の子供だったのです。よく寝たと言わんばかりにあくびをする純真無垢な瞳が琉之介をとらえます。
point③.ピュアな子供の内面に潜む正体不明の怪物の二面性
あの子、寂しがりやなんだ。
臓腑の花束第1巻104p
だから一緒にいてあげてね。
…行かなきゃ。
バケモノと思わずビンタをかましてしまった琉之介。赤い肌のソイツは琉之介の手をとって『いたいのいたいのとんでけ~』ってじんじんと痛みが来ているであろう琉之介の心配をするんです。これがヤバイ。ピュアで優しい子なんですよ。単純にバケモノを描かれたほうが気が楽でした。
性別不明のソイツは、後に赤い肌だからセキと名付けられる。
はじめて外出して、はじめて日差しや風を浴びる。
なんてことない日常に涙を浮かべるセキ。
私はもうこっち側の存在として受け入れてしまった。
少年少女のラブコメ感覚で読ませておきながら、その裏側では幽霊でもヒトコワでもない異種族ホラーミステリーが進行している鬼畜の所業。セキの意思と反して不幸が琉之介の周辺を襲う可能性を考えると、心臓がキュッとなりますよ。幸福からの転落が一番怖いんだから。
以上、臓腑の花束の紹介でした。
第1巻のラストには衝撃的な描写が待っています。
ぜひ、ご自身の目で確かめていただければ幸いです。
『臓腑の花束』の作者紹介

臓腑の花束の作者・ISHIDA UMIさんは、人魚観察日記やひゃくにを描いていました。
『臓腑の花束』と相性が良い漫画読者は?

『臓腑の花束』に関するよくあるQ&Aまとめ



