- Qりゅうとあまがみは面白い漫画でしたか?
- A
結論から言うと、最初は情報量の多さに一度諦めかけたものの、読み直したら「満足度があまりにも高すぎる至高のグルメ漫画でした!よくあるほのぼのグルメ漫画と思って読むと良い意味で予想を裏切られます。明治18年の新潟という重厚な歴史背景が『ご飯が美味しそう』だけで終わらせない、最高のスパイスになっていました!
『りゅうとあまがみ』第1巻の読書感覚

りゅうとあまがみ第1巻の読書感覚の話をすると、明治18年の新潟を舞台に描かれている歴史×グルメ漫画なので、情報量はかなり多めで読後の疲労感はそこそこあります。しかも、ほのぼの系かと思いきやまぁまぁシリアスな雰囲気が漂っているので、ご参考までにどうぞ。
『りゅうとあまがみ』の内容と読んだ感想

point①.ヒロインの『後先考えないお嬢様感』は2巻以降に慣れる
先述しておくと実は私、りゅうとあまがみを読むのを一度断念しています。
そもそもグルメ漫画の魅力って美味しそうな料理と、どんだけ疲れていてもすらーっと読めるポジティブな雰囲気じゃないですか。ですが、本作は18世紀の新潟を舞台に描かれていることもあって、セリフや情報量がかなり多いんです。
疲れた日の癒やしとして読み始めたら、意外なシリアス感と、後先考えずに喋るヒロイン・ウィローお嬢様のツンデレ感にあてられて「今は無理だ〜!」と一旦中断してしまったんです。
それから数カ月後、第2巻が発売されたタイミングで、前回の反省を踏まえて、ちゃんと体調万全の日に読み返しました。すると、これが意外なことに、ウィローお嬢様の子供ゆえの素直さや柔らかい表情の魅力に気づいて、手のひらを返すようにハマってしまいました。
こういうのを経験すると、体調に合わせた読書タイミングって本当に大事だなと痛感しましたね。
point②.明治18年の新潟を舞台に当時の料理が描かれる
物語の舞台は修好通商条約により開かれた五港の一つ、明治18年の新潟。開港地ではありながら、ウィローお嬢様たちが以前訪れた横浜と比較して洋食店や精肉店はないし、外国人居留地もなくて、あまりにもローカルすぎる新潟に、彼女は日々ストレスをためていました。
そんなある日、ウィローお嬢様は失くしたと思っていたイヤリングを、魚売りのお姉さんが担いでいるカゴのなかにみつけ、追いかけているうちに迷子なってしまいます。
しばらく周辺をうろついていると、みつけたのは五階建ての高級ホテルと思わしき風貌の建築物。白塗りの壁に赤い提灯が特徴的で、群衆の声に耳を澄ますと「新潟芸妓は芸も人柄も一級品と聞く…」との声が聞こえてきて、ウィローは舞踏会でもあるのかしらと可愛い勘違いをしています。
日も暮れて、異国の地でひとり。メイドから日本人は異国嫌いだと話をされたのを思い出したウィローお嬢様。客引きに声をかけられてビビっていたそんなときに「どうせ冷やかしらろ、放っとけよそんな異人」と間に入ってくれたのが主人公の流作でした。
「大きな魚を丸ごと煮たやつとか本当に最悪じゃない!?お腹の部分なんか特に臭くて食べたら吐きそうになるのよ!」
りゅうとあまがみ第1巻25p
同年代の男の子に安堵した結果、これまでの不平不満が大爆発。魚料理への文句が止まらないウィローお嬢様の発言が、流作の料理人魂に火をつけます。
驚いたことに、流作がつくった料理は鰯の酢煎りなんです。
いわゆるイワシのつみれ汁なんですけど、なかなか渋いチョイスですよね。18世紀にどんな料理があったかなんて、私には知る由もないんですけど、ここで寿司とか刺し身とか焼き魚とか創作料理じゃなくて、スープを選ぶセンスに心を掴まれました。
「だってこのスープ、魚嫌いな私のために作られているもの」
りゅうとあまがみ第1巻35p
流作の料理を夢中で食べる様子や、日本人の異人嫌いは本当かと問いかけるお嬢様に、流作は「さあね、少なくとも俺は嫌いらね。異人なんて」とそっぽを向くんだけど『日本人って嘘つきなのね』と微笑みかけるウィローお嬢様は憎めない可愛さをしているのです。
point③.舞台背景には変化を強いられる人と町がある
「今度規制が入ったら真っ先に潰されるんはこの小路らろなぁ」
りゅうとあまがみ第1巻45p
流作が身を寄せている妓楼は、移り変わる時代の煽りを受けています。開港して外国人が来るようになたことで、花街への規制強化。明日には自分の居場所がなくなってしまうかもしれない、そんな状況になっているのは外国人が来るようになったからだと、考える人も少なくありません。
流作のおかれている環境がすこぶる悪いならまだしも、そこで働いている娼妓のお姉さん方の顔や名前がしっかり描かれていると『この先、彼女たちはどうなるんだろう』と杞憂しながら読むのはなかなかしんどいものがあるんですよね。
とはいえ、言葉を返せばスパイスが効いている証拠ですし、読んだ感想が『ご飯が美味しそう』だけで終わりがちなグルメ漫画において、ここまでキャラクターやストーリーで魅了してくれる作品は他にありません。
下っ端でありながらウィローお嬢様に勝手に料理を振る舞ったのが、娼妓のじゅん・いと・きくにバレて、黙っている代わりに、汁物ではなく鶏肉料理が食べたいとせがまれた流作は、胡麻油でカラッと揚げたがんもどきをつくるんだけど、それがもう本当においしそうで……。
以上、りゅうとあまがみの紹介でした!
異国人嫌いの流作がどう変化を受け入れるのか?
ウィローお嬢様との関係は進展するのか?
ぜひ、ご自身の目で確かめてくださいね!
『りゅうとあまがみ』2巻の発売日はいつ?
- Qりゅうとあまがみ第2巻の発売日はいつですか?
- A
2026年7月29日に発売されました。
第3巻の発売日は確定しだい追記します。
作者が描いていた漫画は?

りゅうとあまがみの作者・角丸柴朗さんは『妖こそ怪異戸籍課へ』の漫画を担当していました。
どの漫画読者と相性が良いですか?

よくある質問まとめました
りゅうとあまがみをお得に読み始める方法はありますか?
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