- QMAMBAは面白い漫画でしたか?
- A
ヤマンバ風のビジュアルが目を引くだけじゃなくて、事件内容に重みがあって、ちゃんと不気味なのがめっちゃ推せます!しかも二重人格的な描き方って、ふつうは裏がヤバイやつなんですけど、MAMBAは表のほうが性格がキツいメスガキなのも味ですね。
『MAMBA』の内容と実際に読んだ感想

point①.ビジュアルの強さに負けない重みのある事件内容
いやー、とてもいいですね。
一際目立っているヤマンバ風のビジュアルに『MAMBA 特殊業務委託機関マジカルステップ第19分室』というサブタイトルも、表紙買いする私にはとてもささりました。
とはいえ、派手な表紙は『読み始める理由』にはなるけど、新鮮味を失った2巻以降の『読み続ける理由』にはなりません。大事なのはもちろん内容ですよね。これがちゃんと、オカルトに興味がある読者向けの微グロが含まれていて、なかなか刺激的な読み味なんです。
そもそもホラーやオカルトって、魚介類苦手な人が刺し身を食べないように、怖がりな人はまず読まないじゃないですか。そのうえ、それを求めて購読する読者は目が肥えているので、万人受けを狙ってマイルドにしようもんなら、逆に評価を落とす難しいジャンルなんですよ。
じゃあMAMBAはどうなんだって話で、第1話から女性の眼球破裂や、ヒロインの時村潤がヤマンバの姿に変身するトリガーとして、トゲトゲの矢が頭を貫く描写があって、個人的にはまぁ微グロくらいかなって感じだけど、流血描写が苦手な人にはけっこうキツイレベルで描かれています。
別にこれ自体がいいよねってことではなくて、そのジャンルの読者を把握している点で安心感があるよねって話で、読んでいて強く印象に残る描写をつくれる作者には安心してついていけます。
point②.不機嫌なメスガキと陽気なギャルの二面性
…私のこと、こんなふうに改造りやがったあのクソ蛇神を見つけ出してブッ殺すまで、人間どもに協力する約束なんだ。
出典:MAMBA第1巻56p
個人的にお!ってなったのは、主人公にしてヒロインである時村潤の二面性が逆に描かれていることで、これがどういうことかと言うと、例えば呪術廻戦の虎杖悠仁&宿儺、NARUTOの下忍時代のナルト&九喇嘛みたいに、能力開放状態のほうがヤバイやつとして描かれるのがふつうなんです。
でもMAMBAでは表の方が性格がキツくて、裏のヤマンバVerのほうが陽気で大人なんですよ。それこそオタクに優しいギャルって感じで。いつもは元刑事の部下を『鷹頭』呼びなのに、変身後には『鷹頭ちゃん』なんて余裕もあったりして、本当に別人みたいなんです。
私は最初、引用したセリフ的に一つの体に二人いるタイプのアレなのかなって思ったんですけど、おそらくNARUTOでいう九尾みたいな外部能力じゃなくて、仙人モードの自発的能力っぽいんですよね。
私はさあ、フツーの人間に戻って、この強くてデカくて綺麗な私でいる時間を当たり前にするのが夢なんだ。
出典:MAMBA第1巻144p
潤さんは7歳の頃に失踪したから成長が止まってしまったらしいんです。だからこそ数少ない大人の姿に戻れる封印開放状態が嬉しくてテンションが上がっている。その反動で元に戻るとテンションが下がって不機嫌にみえるみたいな感じで、ある意味人間らしさがよく表現されています。
猫を被るという言葉があるように、人間誰しも表はいい子に取り繕うものです。それこそ漫画のヒロインなんて売り上げに関わる大事な要素なんですから、綺麗に描こうとするのが普通。そこをあえて捻じ曲げたキャラクター造形に私は鉄一先生の心意気を感じました。
point③.ホラー耐性を貫通する印象に残る絵が描かれている
私はホラーやオカルトが漫画で一番難しいジャンルだと思っていて、そのなかでMAMBAは近年稀にみるレベルでうまくやっています。先述したように目が肥えているホラー耐性の高い読者に、音の演出が使えない漫画で怖いって思わせるには、相当高い画力が必要なんです。
だからこそ既存のホラー漫画のほとんどは、純粋な心霊一本ではなく、ヒトコワやコメディなど他のジャンルと掛け合わせて創られるわけなんですけど、鉄一先生は瞼の裏に残り続けるような印象的な絵を描いていて、王道の心霊ホラーが好きな私としてはとても嬉しくなりました。
時村潤は本当の自分を取り戻すことが出来るのか!?
過去に何があったのかはご自身の目で確かめてください!!
以上、MAMBAの紹介でした!
『MAMBA』を描いた作者は誰?

MAMBAの作者・鉄一さんは、双子たちの諸事情やこのゴミをなんとよぶを描いています。
『MAMBA』と相性が良い漫画読者は?



