2026年注目の新作漫画

【フールナイト】夜が続く世界で植物として生きるか人として死ぬかを迫られる漫画【ネタバレ感想】

5.0
フールナイト第1巻の表紙とあらすじを紹介する画像 SF漫画
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Q
フールナイトは面白い漫画でしたか?
A

閲覧注意レベルでクッソ重い漫画です。分厚い雲に覆われた夜の世界が続く世界。人として死ぬか、植物として生きるかの選択を迫られる絶望や苦悩が描かれています。マイナスのパワーがえげつないんですけど、読み続けされる力を持っています。

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【ネタバレ注意】フールナイトの内容と読んだ感想

フールナイトの魅力を紹介する画像

point①.太陽光が地上に届かなくなった残酷な未来が描かれる

空がどんよりとした雲に覆われていると、それだけで気分が重くなります。雨が降るのはまだ良いんです。湿らせた土の香りや、傘をはじく雨粒の音は好きですから。ただ曇りの日、君はダメだ。降るかわからない雨に振り回される一日ほどつまらないものはありません。

私も元気がなくて動けなかった時期に、太陽光を浴びてビタミンDやセロトニンをうんちゃら的な話をよく目にしました。日照時間は鬱や自殺率との関係性もあるらしい。なるほど、冬にメンタル不調を引き起こす原因はそれか。太陽がどれだけ人間にとって重要な存在なのかわかりますよね。

もしも、その太陽光が地上に届かない世界になったら?
フールナイトは遥か未来の残酷な時代を描く漫画なのです。

point②.転花という技術に人生の岐路に立たされる

太陽光が無くなった影響で植物は枯れて、酸素が少なくなった。そこで人類は転花という技術を開発することによって、危機を乗り越えたのです。転花とは何か?それは安楽死に人類を助ける仕事を与える技術。転花したモノを総じて霊花と呼び、それらが発する微弱な光が酸素を生み出しています。

完全な霊花になるまでの2年間。
国からは1000万円の支援金が与えられます。
人として死ぬか、植物として生きながらえるか。
人として生きるか、植物として死ぬか。
フールナイトでは究極の選択が描かれています。

本作の主人公・神谷十四郎トーシローは、母親の薬代や借金に人生を狂わされ、生きる意味を失った男です。転花届を提出するときに、担当になった職員がまさかの幼馴染の女性で。かたや公務員。かたや日銭も無いほど困窮している格差が描かれていて、読んでいてしんどくなるほどキツイです。

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point③.霊花の声を聴く能力が開花する

そんな彼の人生は転花した影響で、霊花の声を聞ける特異体質になったことで、奇しくも動き始めました。植物になるということは、心が疲弊する事情を抱えていた証。その声を聞くのは相当な負担がかかります。なぜ植物になったのか、フールナイトは他者のトラウマに一歩踏み込む漫画なのです。

俺は1000万で心の豊かさを買うんだ!!!!!

フールナイト第1巻61p

生々しい魂の叫びを表現する画力も雰囲気もある漫画です。転花制度を毛嫌いする群衆、追い打ちをかけるように転花犯罪がトーシローや幼馴染のヨミコを襲う。自分はこういう重い作品は苦手なんですけど、気づけば最新刊まで一気に読んでしまいました。

以上、フールナイトと紹介でした。
決して読んでいて楽しい漫画ではありません。
今、元気が無いなら読むべきではありません。
命の重みや、厳しい現実があなたを待っています。
ぜひ、ご自身の目で確かめてみてくださいね!

『フールナイト』の作者紹介

フールナイトの作者が描いた漫画を紹介する画像

フールナイトの作者・安田佳澄さんは、電波青年を描いていました。Kindle Unlimitedの対象になっている場合がございますので、興味があるならぜひチェックしてみてくださいね。

『フールナイト』と相性が良い漫画読者は?

フールナイトと相性が良い漫画読者を紹介する画像

『フールナイト』に関するよくあるQ&Aまとめ

作品概要
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