グルメ漫画というのは料理人の仕事を題材にしていたり、誰かが美味しそうにご飯を食べる姿を描いている作品のことで、アツアツのたこ焼きを頬張る姿を見ればソースの匂いを感じるなど、表現力に長けているものが多い。
とはいえ料理を物語の主軸にしていて、実際には色々な設定が絡み合っていて、作品によって個性はバラバラです。
最近だときのう何食べた?や忘却のサチコがドラマ化されていたりするが、この記事では実際に読んで面白かった漫画についてまとめていきたいと思う。
実際に読んで面白かったグルメ漫画
父親と娘の成長過程が描かれる神漫画【甘々と稲妻】
2016年にはアニメ化されていて、全12巻で完結と長い間連載されていたので、知っている人も多いかと思いますが、自分はこの先何年も読み直すんだろうなと思うくらい素敵な漫画です。
高校教師として働いている犬塚は、奥さんに先立たれて娘を育てているシングルファザーで、料理を覚えないといけないと感じているときに、実家が小料理屋を営んでいる教え子の小鳥に誘われて食事を一緒に食べることに……。
父親としての成長と、他の家庭とは違う環境ですくすくと育つ娘と、進路に悩む高校生の三者三様の成長が描かれています。
グルメ漫画でオススメある?と聞かれたら1番に思い浮かんだのが甘々と稲妻でした。
レビュー【甘々と稲妻】男手一つで育児に奮闘する父親と娘の成長を描く料理漫画
楽しそうな食事会が描かれる【広告会社、男子寮のおかずくん】
仕事で忙しい金曜日の夜に、男子寮に住む男4人がそれぞれ料理を持ち寄って、一緒にご飯を食べる……ときには愚痴をこぼしたり、ときには相談をすることで気合が入ったり。
仲が良い4人も職場に行けば、完全に仕事モードに入っていて、ただ仲良しこよしするのではなく、ちゃんとオンオフを描いているからこの漫画は凄い。
オトクニさんのシンプルな絵柄は、読んでいて疲れにくいのも魅力です。
レビュー【広告会社男子寮のおかずくん】仕事で疲れた夜に男だけで食事会をする漫画
一緒にご飯を食べる描写が輝いている【水曜日のトリップランチ】
次世代VRの研究開発をしている十和博士と、集中すると食事を忘れてしまう彼女のために料理を作る秘書という、二人の関係性と、一緒に食べる描写が素晴らしい漫画。
女性研究者と男性秘書という設定が良い雰囲気を演出していて、おしゃれな料理をつくるというよりも、一緒に食べる演出が輝いて見えます。
ホットドックとかたこ焼きとか、読んでいて今すぐ食べたくなるような料理に魅了されますよ。
レビュー【水曜日のトリップランチ】博士とランチ係に任命された秘書の恋愛を描く料理漫画
知られざる職業の裏側と日常を描く【舞妓さんちのまかないさん】
舞妓に憧れて青森から幼馴染のすーちゃんと共に上京した少女は、夢破れてまかないさんとして働くことに……。
舞妓さんの職業や日常は興味深く、そして料理のほうでは青森の郷土料理や一般的な家庭料理が描かれていくのですが、これがまぁ艶があって美しい。
マイペースな主人公・キヨさんと、二人分の夢を背負って立派な舞妓になることを目指しているスーちゃんと、もう一人の幼馴染で野球少年の健太という三人の関係性もまた魅力となっています。
レビュー【舞妓さんちのまかないさん】知られざる魅惑の職業と素朴で美しい家庭料理を描く漫画
文学に登場する食べ物に挑戦!【午後3時雨宮教授のお茶の時間】
大学教授のイケおじが、イギリスと日本のハーフの姪っ子と一緒に、イギリス文学に登場するお菓子を一緒に作って食べるという雰囲気が素晴らしい漫画です。
ナルニア国物語に登場するマーマレードロールや、不思議の国のアリスのジャムタルトなど、次はどんなお菓子を作るのかと読んでいてワクワクしますよ。
レビュー【午後3時雨宮教授のお茶の時間】文学に登場するお菓子をつくる料理漫画
まとめ
グルメ漫画といっても、全てが似たような作品になるとは限りませんし、上記に紹介した漫画で食べ方が気持ち悪いというものはありませんので安心してください(某食〇のソ〇マとかト〇コとか抵抗ある人もいるよね)