食事の美味しさって、好みに合うか合わないかだと思うんですけど、メシマズがここまで共通認識になっているイギリス料理ってむしろ興味をそそられますよね。
さて、今回紹介する午後3時雨宮教授のお茶の時間は、イギリス文学に登場するお菓子を調べて作って食べる料理漫画で、イケオジ好きにたまらないダンディな主人公が魅力的に描かれています。
午後3時雨宮教授のお茶の時間のあらすじ
都心から少し離れた緑の多い街、その小高い丘にある大学・私立青葉学院大学。
そこにイギリス文学とイギリス菓子をこよなく愛する教授がいた。
その名は雨宮誠。
たまに遊びにくる姪のサヤとともに、小腹が空く午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか
【ネタバレ注意】午後3時雨宮教授のお茶の時間を読んだ感想
作者・鷹野久さんの漫画
午後3時雨宮教授のお茶の時間の作者・鷹野久さんは向ヒ兎堂日記や華にあらしという漫画を描いています。
イギリス文学のお菓子をつくる料理漫画
活字嫌いだった子供のころでも、図書館で海外のファンタジー小説を読むのはとても楽しかった。
本作の主人公・雨宮誠は私立青葉学院大学で文学部教授を務める48歳のイケオジ。
ある日、生徒から「私この物語凄く好きで…映画も観たんですけど、エドマンドがターキッシュデライトを食べるシーンが凄く美味しそうで…」とナルニア国物語について話題を振られ、原作だとプリンとなっていると質問されます。
それについて雨宮は「初版が出たのは1966年ですからね。子供が想像しやすいようにそう訳されたんです」と、文学に関する雑学というか知識が語られるわけです。
その生徒は「物語の中のご飯ってなんだか凄く食べたくなっちゃいますよね」と微笑みますが、本作はまさにそういった文学に出てくるお菓子を作って食べる漫画なんです。
イギリスと日本のハーフである可愛い姪っ子と一緒にお菓子作り
とはいえ、雨宮がひとりでお菓子をつくって食べるだけではありません。
雨宮にはイギリスと日本のハーフである姪っ子・サヤがいて、ときたま遊びに来るサヤと一緒にお菓子を作って食べたり、イギリス料理や知識をサヤに教えてもらったりしています。
1巻ではナルニア国物語のマーマレードロールや、ハリーポッターのトリークルタルト。
不思議の国のアリスのジャムタルトなど、文学に疎くても知っている作品が多く描かれていて、とても優しいストーリー構成となっています。
日本にきたばかりで学校生活になじめていないサヤの苦悩。
そして雨宮の過去にもなにかありそうで…。
鷹野久さんの絵柄はシンプルでありながらとても綺麗。
先に述べたようにイケオジキャラが好きな人や、料理漫画が好きな人は読んで損はないと思うので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
【最新刊】午後3時雨宮教授のお茶の時間4巻の発売日
- Q午後3時雨宮教授のお茶の時間4巻はいつ頃発売ですか?
- A
2022年6月9日に発売されました。
午後3時雨宮教授のお茶の時間を無料で試し読みする方法
午後3時雨宮教授のお茶の時間は新潮社から刊行されている漫画誌・月刊コミックバンチで連載中なので、コミックバンチwebより無料で第3話まで試し読みできます。


