まだ山を知らない君へ。
そう帯に書いてあるとおり、上級者が初心者に山を教える漫画がありました。
この記事ではハルタで連載中の本格登山漫画『山を渡る-三多摩大岳部録-』の感想や魅力を紹介します。
年々、アウトドア漫画は増えてきているが本格的な登山を描いた漫画はまだ少ない。
山に興味がある人にとって大切なのは、まずは知ること!基本から上級者向けまで山の魅力を色々な角度から教えてくれます!
山を渡るのあらすじ
ネタバレ注意!山を渡るのストーリーや魅力
作者・空木哲生さんの漫画
山を渡るの作者・空木哲生さんは鴨の水かきやスナップガールという漫画を描いていました。
山というか崖すら登るガチの漫画
山漫画と聞いて、最近の作品で思い浮かぶのはヤマノススメや山と食欲と私。
どちらも既刊10巻を超えている人気漫画となっている。
そこに加わるポテンシャルが十分にあるのが、この山を渡るだ。
本作は三多摩大学の新歓オリエンテーションから物語が始まり、山岳部の草場透、金田良雄、黒木世都子の3名は廃部阻止のためになんとしても新入部位を確保しようとしている。
というのもこの山岳部はピクニックやハイキングを楽しんでいるわけではない。
未踏に憧れ、崖を登ることもしばしばあるという、ガチの登山者たちなのだ。
そんな登山は命を預ける道具の値段がめちゃくちゃ高い……廃部は登山ができなくなることを意味しているのだ。
登山未経験の素人が集まる
そんな山岳部に興味を持った新入生は運動未経験の南部と入間、山岳文学が好きだという加賀という女性三名。
体力に自信がない、とても危険という不安を抱える新入生に「危険と困難は別物だ。山での危険は絶対避けなければならない。しかし、困難は挑戦し、乗り越えられる事を言う」と金田は基本理念を伝えるのだ。
高尾山でのオリエンテーション
まずは山を知らないと始まらないということで、体力に自信がない後輩たちを引き連れて高尾山を登る。
重りを背負ってトレーニングしている先輩たちと、小雨でヘロヘロになっている後輩たちでは山の感想も大きく異なる。
だが「山岳部で体験する山の世界は今まで3人が見た事もやった事もない、冒険だよ」という言葉に後輩たちは魅力されるのだ。
後輩の視点では登山の基本を、先輩たちの視点では厳しい山の世界を知ることができる。
気になっているひとはぜひ一読してみてはいかがだろうか。
【最新刊】山を渡る6巻の発売日
- Q山を渡る6巻の発売日はいつですか?
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2023年10月14日発売です。
山を渡るを無料で試し読みする方法
山を渡るはエンターブレインから刊行されている漫画誌・ハルタで連載中なので、ComicWalkerより無料で第1話を試し読みできます。