人の生死を描いていたり、難解な設定が多い印象があるので、どちらかというとSFは苦手なジャンルなんですけど、もちろん突き抜けて面白い漫画が出てくるのもこのジャンルなんですよ。
さて、今回紹介する天国大魔境は、特殊能力が芽生えた子供たちが安全に暮らす施設と、荒廃した日本で異形の化物たちと戦う二つの世界観が交錯するSF漫画。
このマンガがすごい2019オトコ編で第1位に選ばれていて、散りばめれられた多くの謎や伏線から先の展開を想像しながら読むのが凄く楽しい、そして読後の満足度が高い漫画でした。
天国大魔境1巻のあらすじ
【ネタバレ注意】天国大魔境を読んだ感想と内容紹介
作者・石黒正数が描いた漫画
天国大魔境の作者・石黒正数さんはそれでも町は廻っているや木曜日のフルットを描いています。
魅力①.テクノロジーが存在していて子供が安全に暮らせる天国の謎
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は天国大魔境!
子供の頃は、普通に生きている限り、親の教えや自分の境遇に対して疑問をもつことは少なかったと思います。
だから大人になって色んな人と関わると「これって方言だったのか」とか「これやるのって自分の家族だけ」みたいなことに気づいて、それはそれで面白いんですよね。
さて、天国大魔境は相反するタイトルのとおり、二つの世界が交差する世界観が魅力のSF漫画。
子供たちがとある施設で暮らしている天国のほうでは、トキオという少年がある日『外の外に行きたいですか?』と謎のメッセージを受信し、壁に囲まれた施設に疑問を持つようになります。
子供たちが先生と呼ぶのはロボット。
その子供たちも何かしらの特殊能力を持っていて“普通”ではありません。
大人たちは何を考えているのか?
どういう目的を持って子供たちを育てているのか?
トキオを導こうとしている存在は一体何者なのか?
など、平穏に隠れた不穏が魅力的に描かれていて、とにかく続きが気になって仕方ありません。
魅力②.荒廃した世界で化物たちと戦いながら人探しの冒険
いっぽうで大魔境のほうは、マル(男)とキルコ(女)の二人で、サバイバルしながら、天国と呼ばれる場所を目指しています。
テクノロジーなど皆無で、空き家を渡り歩きながら、食料や使えそうな道具を物色する日々。
人食いやヒルコと呼ばれる化物の脅威にさらされながら、キルコは自分の抱えている事情について知っているんじゃないか?という人物を探していくわけです。
人と出会えば争いが起きる。
荒廃した世界に秩序はない。
電池ひとつが貴重品で、銃がとんでもない文明の利器に思える。
天国大魔境は衰退した世界でサバイバルしているのも、未知との遭遇も、科学的な一面も、SFというものを想像したときに思い浮かぶ要素が全部詰め込まれているワクワク感満載の漫画でした。
SF漫画が好きなあなたにはもちろん、謎が謎を呼ぶような読み応えのある漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
アニメの続きから漫画を読むなら何巻から?
2023年4月より放送されたアニメでは第6巻までの内容が描かれたみたいなので、天国大魔境のアニメの続きから漫画を読むなら第7巻からの購読をおすすめします!
【最新刊】天国大魔境11巻の発売日
- Q天国大魔境11巻の発売日はいつですか?
- A
2024年10月22日発売予定です。
【無料】天国大魔境を試し読みする方法
天国大魔境は講談社が運営しているコミックDAYSで第19話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。