【ミステリと言う勿れ】マンガ大賞2019第2位！戒めになる“喋り”が超面白い漫画

いらっしゃいませ、本格的なミステリー漫画を読みたそうな、そこのあなた！

ふむ、なるほど……どこかに『小説やドラマに匹敵するレベルで読み応えがあるミステリー漫画』は無いかと探しているんだって？

ありますよ、ミステリーと言う勿れっていう漫画なんですけどね。

いろんな事件に巻き込まれていく大学生の主人公が、持ち前の観察眼や細かいことに気になってしまう性格から、色々な知識に関連づけて喋りまくる言葉が魅力の漫画なんですよ。

そんなドラマ化や映画化など話題に尽きないミステリと言う勿れの購読を迷っているあなたに、実際に読んだ私が背中を押して差し上げますので、大人しく布教されてください。

ミステリと言う勿れのあらすじ

【ネタバレ注意】実際に読んだ感想と内容は？

魅力①．マンガとしては珍しい本格ミステリー漫画

今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はミステリと言う勿れ！

ドラマ化に映画化、このマンガがすごい2019オンナ編第2位、全国書店員が選んだおすすめコミック第9位、マンガ大賞2019第2位など、多くの漫画賞に名を連ねた超話題の漫画なので、」もう知らない人の方が少ないレベルかもしれませんね。

それでもこの記事をここまで読んでいるということは、あなたはまだ未読で、迷っているんですよね？

わかりますよ、その気持ち！！
今さらなー、それだったら最近発売された漫画を買い始めた方がいいよなーって悩むんですよね。

でも、ミステリと言う勿れは漫画としては珍しい本格ミステリーなので、一読の価値があると思いますよ。

魅力②．久能整の気づきやしゃべくりが面白い

そんなミステリと言う勿れは、タイトルに記されているように(？)主人公の久能整くのうととのうが事件に巻き込まれていく、まるで名探偵コ〇ンばりの本格ミステリー漫画なんですよ。

近隣でおこった殺人事件の容疑者になってしまったり、バスジャックに遭遇してしまったり、相続争いに巻き込まれてしまったり、ふらりと立ち寄った場所で事件に巻き込まれるスタイル。

そういうふうに話が繋がるんだという伏線や意外性もあったりして、読み応えがすごいんですよ。

そんなミステリと言う勿れの最大の魅力は、主人公・久能整の人間性にあります。

記憶力がよくて観察眼がするどい、人の仕草をよく見ている整は、しゃべり始めたら止まらなくて「何もしてない僕を冤罪に落とし込むほど警察はバカじゃないと思っていますから。それとも馬鹿なんですか」というセリフにもあるように、堂々としています。

そんな整がどのように幼少期を過ごしたのかという過去の謎もまた、巻を重ねるごとに積み重なっていって深みが増していくから、この漫画というか田村由美先生の凄さを感じます。

言葉遊びとはまた違うチクリと刺すような説教もまた魅力で「お父さんに愛されたくて構ってほしくてグレましたなんてドラマのなかだけのことですよ。実際はただただ無関心になっていくだけです」と、耳が痛くなるようなセリフが詰まっています。

まぁ、この辺は正直、賛否がわかれるところではあります。

女性向け漫画なので、男性に対しての毒舌がやや多いようにも感じますし、整も女性に好かれそうなキャラクターになているので、SNSでは度々やり玉に挙がっていますよね。

魅力③.数少ない男性でも読める少女漫画

それでも、個人的には男性にもおすすめできると思いますよ。

整の発言は至極まっとうなものが多いですし、それは違くないか？と思ったとしても、立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるという点で、私は読んで良かった思いますからね。

最近のSNSみたいに男女で敵対する必要はありませんし、毒された人間にならないために戒めを与えてくれる、自分を見つめ直すきっかけになる良い漫画でした。

少女漫画や女性向け漫画はどれも同じだろうって思っている、あなた！
ミステリと言う勿れを一緒に読んで、毒気を抜きましょう！

それでは、またのお越しをお待ちしております。

相性がいい漫画読者は？

この漫画を面白いと感じているなら、ミステリと言う勿れも合うよって作品を紹介したいと思います。