睡眠中に、夢だと自覚しながら夢の世界を過ごす。
いわゆる明晰夢を経験したことがある人も多いと思いますけど、これが現実だったら……という喪失感を寝起きから味わうのってなかなかしんどいですよね。
さて、今回紹介する日本へようこそエルフさんは、幼少期から夢の世界で冒険していた主人公が、現実世界に死に戻りしたとき、エルフのマリーさんを連れてきてしまう現代と異世界のハイブリットファンタジー漫画です。
日本へようこそエルフさんのあらすじ
社会人の北瀬一廣は寝ることが趣味で、幼少期から不思議な夢を見ていた。
その夢の中で仲良くなったエルフと冒険していた際、魔導竜に出会ってしまいブレスで彼女ともども焼かれてしまう。
自分の部屋で目が覚めた一廣はそこに居ないはずの彼女が……。
ネタバレ注意！日本へようこそエルフさんを読んだ感想
原作・まきしま鈴木さんと漫画・青乃下さんの著作
主人公は異世界を冒険してエルフが日本を満喫する
異世界から召喚されたエルフが神様として祀られている江戸前エルフとか、異世界転生してから帰還した日本人のセカンドライフが面白おかしく描かれる異世界おじさんとか。
異世界転生が主流のなか、逆に日本に転生させたり、ファンタジーを引っ張ってきたり、趣向を凝らした作品が見受けられるようになってきました。
外国の方が日本を訪れてカルチャーショックを受ける。
そういうテレビ番組やユーチューブ動画のように、物語の半分はそれに近いものがあります。
エルフのマリーさんが、異世界から日本へ。
電化製品や車から、街並みや料理や生活様式。
全てに驚き、一喜一憂する姿が本当に可愛らしいんですよね。
テンションは上がっていても、二人ともちゃんとした大人。
日本でトラブルを起こすなんてこともありません。
純粋なリアクションを楽しむ、ほのぼのとした雰囲気が魅力となっています。
冒険パートではエグい設定の敵キャラも登場する
日本へようこそエルフさんは小説家になろう原作。
漫画を読んだ後に、続きが気になって即読みに行ったんですけど、異世界を冒険するほうではピリッとするような話もあって驚きました。
敵キャラの一人の設定がNTR系成人漫画のチャラ男みたいで、好みが別れるところ。
そのエピソードもパキッと綺麗に終わる感じではありませんが、二人の生活が邪魔されることもないから雰囲気が崩れるところまではいきません。
マリーさんが日本に来るきっかけとなった魔導竜・ウリドラは、普段はのじゃロリみたいな無邪気な可愛さなんだけど、ときどき見せる母性の破壊力がすごい。
現実と夢の世界。
ほのぼのとした日常と緊張感ある冒険。
キャラクターが可愛いだけじゃないのは魅力的でした。
スローライフ系異世界漫画が好きな人におすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください。
【最新刊】日本へようこそエルフさん6巻の発売日
日本へようこそエルフさん6巻は2022年3月1日に発売です。
無料で試し読みする方法
日本へようこそエルフさんはホビージャパンが運営しているWebマンガサイト『コミックファイア』で連載中なので、第5話まで無料で試し読みできます。
