なろう系や異世界転生が好きな自分からしても「ストーリーがどれも同じじゃん」って評価は、おおむねその通りだと思っています。
ランク付けするのは面倒臭いし、あんまり好きではありませんが……。
俺Tueee系異世界転生漫画を読みたいなら、コレを読めば充分だよって作品がありました。
今回紹介する転生したら第七王子だったので気ままに魔術を極めますは、野心を抱えながら平民から貴族に転生した男が才能を開花させる俺Tueee系ファンタジー漫画。
転生したら第七王子のあらすじ
ネタバレ注意!転生したら第七王子~を読んだ感想
原作者・謙虚なサークルと漫画・石沢庸介さんの著作
なろう系コミカライズではトップクラスの画力
異世界の平民が同じ世界の王族に転生。
日本人が転生する設定じゃないだけで、心が動きます。
野心を抱えたまま死んだ平民が、最高の環境を手に入れ、血筋と知識の差で他者を圧倒する。
前世では、魔術に対して強い憧れを持っていたが故に、恐ろしいほど貪欲に成長し続ける主人公。
10歳という年齢も凄くいい。
現実だと小学校4・5年生くらいですか?
子供らしさはありつつ、自我が芽生えている。
複雑な会話をしても違和感が少ない年齢設定。
異世界転生は年齢をただの数字だと軽んじている節があって、うんざりすることも多いんですよね。
そんななか本作は、主人公の無邪気な可愛らしさと狂気をちょうど良く感じれて、物語の初めから心を奪われました。
コミカライズは当たり外れが激しいですけど、本作は間違いなく当たり。
キャラデザの魅力も、戦闘描写の躍動感も。
独創的な表現力も兼ね備えていました。
ただ、連載版では一番盛り上がる部分が、超美麗なカラーイラストで表現されていたのに対して、単行本では紙も電子も白黒になっているのが残念でした。
テンポよく進む物語と戦闘描写の爽快感
物語が面白いと感じるかどうかは、俺Tueee系ファンタジーが好きかどうか。
主人公の強さを際立たせるために、他のキャラが当て馬になるのを許容できるかどうかだと思います。
キャラが自然に動いているのではなく、シナリオに沿って動かされている感があるのは、俺Tueee系共通の欠点ですが、そのぶんシンプルで読みやすくなっています。
たくさんキャラがいても、最終的に主人公しか印象に残らないのは少しもったいないですけどね。
デフォルメキャラの可愛らしさ。
強くて可愛いメイドさん。
他の漫画には無い独特な表現の数々。
これひとつ読めば、他のなろうファンタジーに手を出さなくていいくらい頭一つ抜けていました。
転生したら第七王子(最新刊)6巻の発売日
転生したら第七王子~6巻は2022年2月9日に発売です。
転生したら第七王子を無料で試し読みする方法
転生したら第七王子~は講談社が運営しているWebマンガサイト・アプリ『マガポケ』で連載中なので、無料で第7話まで試し読みできます。