事件事故があったときの近所の住民インタビューで「そういう人とは思わなかった」という言葉を聞くと、わざわざ自分の弱点になるような情報を話す人なんていないよなぁと、毎回引っかかってしまう。
誰しも隠し事はある。
だが、それがバレてしまったときに人間関係にどう影響するのか。
今回紹介するおとなりに銀河は、思いもよらぬヒロインの事情から話が進んでいく漫画だ。
幼い姉弟を養っている漫画家のもとに、急遽アシスタントに入ってもらった女性が、実は人間ではなく異種族のお姫様で……ひょんなことをきっかけに“婚姻契約”を結んでしまう恋愛漫画。
家族想いで頑張り屋さんの主人公と、口調が丁寧で大人っぽいヒロインというキャラクターが魅力的で、優しい世界観が魅力の漫画になっています。
おとなりに銀河のあらすじ
両親がいなくなり、幼い姉弟をひとりで養うため、売れない漫画家業に精を出す久我くん。
苦労人な彼の元にやってきたのは、敏腕&美貌の神アシスタント・五色さん。
これで仕事がはかどる…と思いきや、突然彼女から「わたしは、とある王族の姫。あなたと婚姻関係の契りが結ばれた」と宣言されてしまう!
恋愛未経験者ふたりの初恋新婚ラブストーリー開幕です!
【ネタバレ注意】おとなりの銀河を読んだ感想
作者・雨隠ギドさんの漫画
おとなりに銀河の作者・雨隠ギドさんは2016年にアニメ化された甘々と稲妻を描いていて、ゆらゆらQという漫画を別の雑誌で連載中です。


不本意な事故から始まる異種族のお姫さまとの恋愛漫画
甘々と稲妻は自分が大好きな漫画のひとつ。
親子関係&教師と生徒という関係性。
ほっこりするような優しい世界観に癒されていた。
おとなりに銀河の主人公・久我一郎もまた前作の主人公と似て責任感が強く、優しい雰囲気の男性。
父親が早くに他界し、幼い姉弟が大学生になるまで自分が頑張らないといけない!と漫画家として活動している。
そんなある日、久我の締切がヤバイときに、急遽アシスタントとして来てくれたのが五色しおりという女性で、彼女の力を借りてピンチを乗り切ったものの……。
久我は五色の背中に見えた突起物を『Gペンが刺さってる』と勘違いし、触れてしまう。
こういうときはだいたい“しっぽ”なんだけど、本作の場合はまさかの“棘”。
棘に触れた瞬間に久我の脳内には宇宙が広がり、この行為は夫婦にしか許されていないと、そして「私は流れ星の民の姫です」という衝撃の事実が明かされる。
棘に触れた瞬間に“婚姻契約”が結ばれていて、これは姫様に有利なように出来ている。
普通であれば今すぐにでも無かったことにしたい!となるところ、五色は久我のファンであり、物語のような恋愛に憧れている女性ということで、前向きに物語が進んでいく。
家族とのやりとりが微笑ましくてほっこりする
ラブコメというよりも恋愛漫画。
主人公もヒロインも大人なので、言動が理知的で読んでいてストレスを感じることも少ない。
五色しおりがお姫様ということで、流れ星の民も今後関わってくるだろうし、初々しい恋愛がどうなっていくかという楽しみもある。
また前作同様、子供とのやりとりもクスッと笑えるような感じでめちゃくちゃ好きだ。
恋愛漫画が好きな人はもちろんのこと、穏やかな漫画が好みという人に超オススメなので、興味がある人はぜひ読んでいてはいかがでしょうか。
【最新刊】おとなりに銀河6巻の発売日【完結】

- Qおとなりに銀河6巻の発売日はいつですか?
- A
2023年7月6日発売です。
おとなりに銀河を無料で試し読みする方法
おとなりに銀河は講談社が刊行している漫画誌・good!アフタヌーンで連載中なので、公式サイトから無料で1話試し読み出来ます。


