スマホのカメラの精度は年々上がっていて、写真加工の技術を駆使すれば自分みたいな素人の目には、プロとの違いがほとんど分からない。
スマホを持っている=カメラを持っているみたいなもので、インスタグラムなどのSNSで、写真や動画は趣味として楽しまれている。
今回紹介するmonoは、パノラマカメラやアクションカメラを手にした女子高生が、漫画家のお姉さんと出会ったことで、一緒にゆる~い旅行を楽しむストーリーの漫画。
monoのあらすじ
シネフォト部(写真部+映研)の女子高生3人と、実際そこに行きたくなる漫画を描こうと考えた漫画家・春乃。
そんな4人を中心に『ゆるキャン△』のあfろが描く『21世紀の楽しみ方4コマ』が登場!
TVアニメでも好評を博した『ゆるキャン△』をご存知の方はどこかで見た景色を巡る「聖地巡礼(コラボ)編」も収録。
作中ではリンやなでしこ達も時々チラ見えしてるとか…?
ネタバレ注意!monoのストーリーや魅力
作者・あfろさんの漫画
ゆるいカメラと旅と散歩を描いた漫画
カメラを始めたきっかけは写真を撮る先輩の姿に憧れたから。
本作の主人公・雨宮さつきの被写体のほとんどが先輩の姿で、写真よりも先輩が大好きだったのに、その先輩が卒業してしまったという状況から物語が始まる。
残されたのは写真部にいる目的を失ったさつきと、親友・霧島アンの二人だけで、新入部員はゼロ。
アンは写真に興味があるわけではなく、さつきのことが好きで入部しただけという同じ穴の狢。
先輩が作った思い出の場所を失わないために、二人は活動していくことになり、その一歩目としてさつきはカメラを購入するのだが、入金しても商品が発送されないという詐欺にあってしまう……。
しかし出品者の住所を調べると、近くの駄菓子屋だと判明し、二人は直談判することになる。
店からでてきたのは、ふわふわっとした眼鏡のお姉さん・秋山春乃。
詐欺をしたつもりはなく、どうやら忘れてしまっただけのようで、さつきは無事現物を手に入れることができた。
このカメラこそがmonoの魅力でもあり、さつきの相棒になるパノラマカメラで、作中ではヴィータという名称で描かれているパノラマカメラだが、これはおそらくRICHOのシータ。
表紙などのカラーイラストはもちろん、作中でもこのカメラの特徴にそった円形のイラストが描かれている。
綺麗な景色を見て、美味しいものを食べて、ゆるキャンと同じく山梨の名所を巡る……。
写真部と一緒に行動するのは駄菓子屋のお姉さんこと秋山春乃で「次回作の漫画のモデルになってほしいの」とふたりにお願いし、アクションカムと女子高生を題材としたマンガ制作に勤しむことになるのだ。
monoはゆるキャン△と同じく地域に寄り添う作品であり、どうしてもハードルが上がってしまう趣味の入り口にやさしく導いてくれるゆる~い漫画となっている。
穏やかな雰囲気の漫画が好きな人はもちろんのこと、旅漫画を探している人にもオススメなので、興味があるならぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
mono(最新刊)2巻の発売日
mono2巻は2021年2月25日に発売です。
monoを無料で試し読みする方法
芳文社が刊行している漫画誌・まんがタイムきららキャラットで連載中なので、COMICFUZより無料で3話まで試し読み出来ます。


