2023年注目の新作漫画

【ミステリと言う勿れ】マンガ大賞2019第2位!戒めになる“喋り”が超面白い漫画

5.0
ミステリと言う勿れ1巻画像
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男性が少女漫画コーナーに踏み入るにはとても勇気がいります。

目的の漫画がすぐに見つかればいいですけど、どのあたりに置いてあるのか見当もつかずに彷徨うことになるのもしばしば……それでもこの作品はぜひとも読んでほしい。

今回紹介するミステリと言う勿れは、大学生の主人公がいろんな事件に巻き込まれ、持ち前の観察眼や細かいことに気になってしまう性格から、色々な知識に関連づけて喋りまくる説教が魅力の漫画です。

このマンガがすごい2019で第2位、全国書店員が選んだおすすめコミック第9位、マンガ大賞2019でも第2位など、多くの漫画賞に名を連ねた話題の漫画です。

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ミステリと言う勿れのあらすじ

あらすじ

冬のあるカレー日和。
大学生・久能整がタマネギをザク切りしていると警察官が「近隣で殺人があった」と訪ねてきた。

そのまま警察署に連れていかれた整に、次々に容疑を裏付ける証拠が突きつけられていくが…?

ネタバレ注意!ミステリと言う勿れを読んだ感想

作者・田村由美さんの漫画

ミステリと言う勿れの作者・田村由美さんは、BASARA7SEEDS猫MIX幻奇譚とらじなどを描いています。

久能整の喋りがとにかく面白い漫画

本作はタイトルに記されているように(?)主人公の久能整くのうととのうが事件に巻き込まれていく本格ミステリ。

近隣でおこった殺人事件の容疑者になってしまったり、バスジャックに遭遇してしまったり、相続争いに巻き込まれてしまったり……。

そういうふうに話が繋がるんだという意外性がミステリとして十二分に面白いのだ。

ただミステリと言う勿れの最大の魅力は久能整という人間性にある。

記憶力がよくて観察眼がするどい、人の仕草をよく見ている整はしゃべり始めたら止まらなくて「何もしてない僕を冤罪に落とし込むほど警察はバカじゃないと思っていますから。それとも馬鹿なんですか」というセリフにあるように堂々としている。

そして彼自身がどういうふうに育ったのかという謎もまた巻を重ねるごとに気になっていくところだ。

久能整の言葉は耳が痛くなるほど名言だらけ

言葉遊びとはまた違うセリフの面白さで「お父さんに愛されたくて構ってほしくてグレましたなんてドラマのなかだけのことですよ。実際はただただ無関心になっていくだけです」と耳が痛くなるようなセリフが詰まっているのだ。

男性にオススメできる少女漫画

先にも述べたが男性には少女漫画を買うハードルが高い。

しかしミステリと言う勿れは男性こそ読んでほしくて、嫌味たらしいおっさんにならないために戒めを与えてくれる、そんな漫画だった。

ミステリと言う勿れを無料で試し読みする方法

ミステリと言う勿れは小学館から刊行されている漫画誌・月刊フラワーズで連載中なので、公式サイトより無料で1話試し読みできます。

単行本を書店で探すときの目印に
  • 青の花器の森
  • マロニエ王国の七人の騎士
  • 僕のジョバンニ

本作に興味がある人には、薬屋のひとりごとシャドーハウスもおすすめです。

その他の商品紹介は【ゴマロク】でしているので、そちらもあわせてご覧ください。