この記事では猫がたくさん暮らすお寺に居候することになった男子高校生と、年上のお姉さんとの同居生活を描いた漫画『猫のお寺の知恩さん9巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
8巻では成人式を迎えた知恩さんがお寺を継ぐことを決心しました。
その続きとなる猫のお寺の知恩さん9巻では、昼間の想いや、源と知恩さんの恋愛面の話が穏やかに描かれます。
猫のお寺の知恩さん9巻のあらすじ
【ネタバレ注意】猫のお寺の知恩さん9巻を読んだ感想
2018年もまた、たくさんの人気漫画が完結しました。
アニメ化された作品でパッと思いつくのは東京喰種re・ハイスコアガール・甘々と稲妻・恋は雨上がりのように、そして私の大好きなラブコメ漫画・僕らはみんな河合荘もそうです。
はちゃめちゃなテンションで描かれるラブコメだった河合荘に対して、猫のお寺の知恩さんはどこまでも穏やかに、そしてゆっくりと進んでいく漫画でした。
お寺が背景にあるという理由もあるでしょうけれど、言葉ではなく表情で伝えるような、知恩さんの大人っぽさといたずら好きが混在したギャップは本当に好きでした。
猫のお寺の知恩さん9巻では、東京に進学希望の昼間が、源と知恩さんに連れられて、つらねが通う大学を見学しています。
その後、知恩さんはつらねに連れていかれて、源と昼間はふたりで東京を見て回るんですけど、そのときに昼間の想いが描かれています。
本作は現実と同じように人の気持ちがハッキリと描かれることはなかったので、最後まで昼間がどう思っているのかは分からなかったんですけど…。
昼間がサポーターで隠していた傷跡を源は「名誉の負傷」と言い、そのことを引き合いにかっこいいだろと昼間は笑顔をみせています。
昼間の目標は最初から変わらず。
東京の大学に行くこと。
源にとって東京は地元になるわけですが、源は“犬どろぼう”であることを選ぶわけです。
漫画に波乱万丈や裏切りを求めている人も多いかもしれません。
しかし、私はこうあってほしいと思うままに進んでくれたことがとても嬉しかった。
恋愛はハッピーエンドであってほしいから。
猫のお寺の知恩さん9巻の帯に、幸せは“なる”ものでなく“感じる”ものなのかもと書いてあり、表紙には満面の笑みを見せるテンと白黒の猫“マメ”が描かれています。
読後にはこの表紙がもっと好きになりました。