夢が叶わなかったとき、次の目標をみつけるまでの時間は苦しく、立ち直るにはきっかけが必要だ。
今回紹介する太陽と月の鋼は、金属に触れることができない特異体質と、過去のトラウマが原因で、仕事も生きる気力も失っている男が、ある日突然謎の美女と結婚することになり、武士として大切な矜持を思い出すというもの。
ヒロインの妖艶な美しさはもちろん魅力的で、しかも特異体質や秘密、そして陰陽師の登場など、続きが気になるようなストーリーになっています。
太陽と月の鋼のあらすじ
時は天保。
うだつの上がらぬ下級武士、竜土鋼之助。
亡き父母の願いは、ただ立派な“武士”として生きること――しかし鋼之助には、それができぬ“ある理由”が……。
ネタバレ注意！太陽と月の鋼のストーリーや魅力
作者・松浦だるまさんの漫画
太陽と月の鋼の作者・松浦だるまさんは、いまかこや累を描いていました。
刀を持てない武士と秘密を抱えた謎の美女
松浦だるまさんの漫画は重くて暗いイメージがあるから購入するか迷っていたけど、表紙がとにかく魅力的で、気づけば手に取っていた。
太陽と月の鋼は、刀を持てない武士が主人公の物語。
髭は伸びっぱなしで、母親の形見を手放さないと食料もない生活をしていて、主人公・竜土鋼之助の姿は、武士を題材とするにはあまりにもカッコ悪い。
仕事を探しそうにも、刀を振るえない武士に任せるものなど何もない。
その顔は死に場所を探しているようにさえ感じる。
もちろん鋼之助がそういう状況に追い込まれているのには理由があって、それは金属に嫌われているとう武士にとっては致命的な特異体質が原因。
そこに母親が助けられなかったという過去のトラウマが重なっている。
そんな鋼之助の人生は、謎の美女“月”との結婚によって一変する。
月は美しいだけでなく、芯が通っているカッコいい女性。
そんな彼女の想いは本物。
だからこそなぜ鋼之助を選んだのか。
彼女が抱えている秘密が気になるところだ。
陰陽師という存在がさらに謎を呼ぶ
単行本1巻の時点で、鋼之助の現状を理解するための説明が用意されているので、読んでいてストレスを感じない。
さらには陰陽師の登場で和風ファンタジー感があって、今後の展開が気になるような構成になっていて松浦だるまさんの世界観にグッと惹きこまれた。
興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【最新刊】太陽と月の鋼9巻の発売日
- Q太陽と月の鋼9巻の発売日はいつですか？
- A
2024年9月30日発売です。
太陽と月の鋼を無料で試し読みする方法
小学館が刊行している漫画誌・ビッグコミックスペリオールで連載中なので、公式サイトより無料で1話試し読みできます。
