2020年注目の新作漫画

【乙嫁語り】19世紀後半の中央アジアで暮らす民族たちの恋愛や歴史を描く漫画

5.0
乙嫁語り1巻の表紙画像

今でこそ結婚は人生において幸せの象徴みたいなところがあるが、時代が違えば、国や文化が違えば、そこには恋愛感情が介入する余地がなかったかもしれない。

今回紹介する乙嫁語りは、19世紀後半の中央アジアで暮らす遊牧民や定住民の恋愛事情を歴史的背景に絡めて描く漫画で、恋愛するというよりも、適齢期になったから村や親族のために結婚するという、今の時代では考えられない感覚がそこにはある。

とはいえそれが不幸かどうかは別の話で、夫婦としての成長や、民族同士の争い、愛する人に全てを捧げる覚悟など、多くの人生が描かれている凄い漫画だった。

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乙嫁語りのあらすじ

中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。
美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。

遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 

『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。

馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!

乙嫁語り1巻より引用

ネタバレ注意!乙嫁語りのストーリーと魅力

作者・森薫さんの漫画

乙嫁語りの作者・森薫さんはエマシャーリーという漫画を描いていました。

中央アジアで生活している遊牧民の恋愛や歴史背景が描かれる

マンガ大賞で第1位に輝いたのは5年以上前で、それだけの期間があれば、最近漫画にハマったという方は知らなくてもおかしくないので、この機に紹介しようと思う。

乙嫁語りの魅力はなんといっても、海外の歴史や文化を描いている希少性と、織物や刺繍などの伝統工芸、生き物の躍動感を見事に描く、その画力にある。

乙嫁語り10巻の画像
乙嫁語り10巻の画像
©森薫/enterbrain

月刊誌で連載されている漫画なので、1年に1冊しか単行本が発売されないという待ち遠しさはあるんだけど、それを吹き飛ばすだけの満足感が凄い。

この物語の視点は、スミスというイギリス人の青年が担っていて、民族や文化に興味がある彼の旅路で、出会った乙嫁たちの物語が紡がれる。

例えば一番最初に登場するカルルクとアミル夫妻には年齢差があって、12歳で結婚したカルルクは結婚適齢期とはいえ、まだ少年。

男らしさに悩み、焦るカルルクと、そんな彼を包み込むような優しさで受け止めるアミルの夫婦愛が描かれていて、これがまぁ凄く良い雰囲気。

双子同士の結婚や、一夫多妻制と姉妹妻という制度など、現代日本からするとありえない感覚が描かれていて、とても興味深い内容となっている。

ページをめくる手が止まるほど緻密で綺麗な描写が多い

乙嫁語り12巻の画像
乙嫁語り12巻の画像
©森薫/enterbrain

誉め言葉として、ページをめくる手が止まらない面白さという表現があるけれど、乙嫁語りの場合は全くの逆で、思わず手を止めてじっくりと眺めてしまう描写が多くて、しかも後から何度も読み返したくなる漫画だ。

タイトルは知っているけれど、まだ読んでいないという人は、ぜひ読んでみて欲しい。

乙嫁語り(最新刊)13巻の発売日

発売間隔から予想すると、乙嫁語り13巻は2020年12月頃に発売されると思います。

乙嫁語りの出版社や連載誌

乙嫁語りはenterbrainから刊行されている漫画誌・ハルタで連載中なので、書店で探すのなら煙と蜜ハクメイとミコチの近くにあると思いますよ。

本作に興味がある人には、テンジュの国もオススメです!

漫画以外の商品レビューは【ゴマロク】のほうでしているので、興味がある人はそちらのブログもよろしくお願いします。
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