【ダンジョン飯】魔物を食べる！？常識はずれな自給自足で妹救出を目指す最高峰に面白いファンタジー漫画

漫画の誉め言葉のひとつに「なんでアニメ化されないんだ」的な表現があります。

自分も昔は好きな漫画に対してそういう感情を持っていたんですけど、最近はアニメ化する作品が多すぎ＆流れが早すぎて特別感が薄れてしまった気がするんですよね。

連載が続いてたらそのうちアニメ化するやろって、良くも悪くも一般化されてしまいました。

さて、今回紹介するダンジョン飯は、モンスターを食らいながら、ダンジョンの深部でドラゴンに食われてしまった妹を救出するべく冒険するグルメファンタジー漫画。

2014年に連載開始され、このマンガがすごい2016オトコ編で第1位を獲得、シリーズ累計1000万部を突破しているにもかかわらず約10年アニメ化されなかった、まさにみんながアニメ化を待望していた漫画なんです。

【無料】ダンジョン飯を試し読みする方法

まずはじめにダンジョン飯に関する基本情報や、こういう作品が好きなら相性がいいよ！って漫画をいくつか紹介したいと思います。

ダンジョン飯はKADOKAWAが運営しているComicWalkerで第1話まで無料で読めますよ！

ダンジョン飯のあらすじ

【ネタバレ注意】ダンジョン飯を読んだ感想

著者・九井諒子が描いた漫画

2024年1月よりアニメ化されている漫画

一貫して変人キャラとして扱われる主人公が新鮮で魅力的に描かれる

連載から10年近く、完結してからアニメ化なんて遅すぎるよ。
このまま一般層に届かず、マンガ好きが知ってる名作漫画として終わっちゃうのかって不安になっちゃいましたよ。

いやー、よかったよかった。
アニメ化して欲しい漫画というカテゴリがこれで完全消滅した気がします。

まぁ、他にも連載期間が長くて評価も高いのに、未だにアニメ化されていない漫画はあるにはあるんですけど、必ずしもアニメで観たいわけじゃなくて、自分の中ではダンジョン飯が実質ラスボスでした。

最近はダンジョンを舞台に描く漫画が増えましたけど、この漫画を読んだ後にはどれも薄味に感じる。

それくらいダンジョン飯は複雑で濃厚なストーリーの面白さがあるんです。

なんといってもダンジョン飯は主人公が魅力的に描かれているんですよ。

そりゃそうだろと思ったそこのあなた！

自分は逆張りオタクなので、基本的に主人公を好きになりにくいし、炎属性なんて絶対に選びません。

そんな人間が主人公に魅力を感じるわけですから、ダンジョン飯の主人公・ライオスがどんだけキャラが立ってるんだって話ですよ。

そもそもファンタジー漫画でちやほやされることなく、みんなに変人扱いされている主人公って稀です。

それもそのはず、モンスターを食べる習慣や文化が無いのにそれを好んで挑戦しようとしているんですから。

現代日本で昆虫食や海外の発酵食品を食べる人を周囲がどういう目で見てるかって話ですよね。

こういうのってマジで美味しいかどうかは関係ないんですよね。
普通の食材ですら、匂いとか食感が無理とかありますから。
出来上がった料理だけを見れば本当に美味しそう。
でもその調理過程を見てからの一口目は本当に勇気がいると思います。

そのリアクションが最高にグルメファンタジーって感じでいいんですよ。

話が進むにつれてシリアスな雰囲気に表情を変える

いやね、妹救出という命題があるので、最初からシリアスな物語であるのは間違いないんだけど、図鑑を眺めているようなダンジョン探索が楽しすぎて、どういう流れでダンジョンにいるのか忘れてしまいました。

でも、中盤以降からはポップな雰囲気はどこへやら。
一気にシリアスでミステリアスな物語に姿を変えて、また別の面白さが顔を覗かせるんです。

そもそも、このダンジョンはなんぞやとか。
第三勢力が出てきて、不穏な空気に包まれるんですよ。

ときにマイペースなライオスにイラっとしたり、ときに能天気なライオスにムカッとしたりしながらも、最終的にはコイツが主人公で良かったと思わせる九井諒子先生が凄すぎる……。

ヒロインのマルシルが可愛いのはもちろん、変にラブコメルートに突入せず、ファンタジー単体で成立させているのが地味にダンジョン飯の凄いところだと思います。

ファンタジー漫画が好きなあたなにはもちろん、読み応えのあるストーリー性のある漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください！

【完結/最新刊】ダンジョン飯14巻の発売日