この記事では累計100万部を突破し、2021年10月にアニメ化予定のファンタジー漫画『王様ランキング9巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
8巻では冥府の王デスハーの人物像が明らかとなったけれど、王様ランキング9巻では一連の騒動の黒幕であるミランジョとボッスの関係性について迫る内容が描かれていきます。
王様ランキング9巻のあらすじ
戦禍の中心、ボッス王国へと帰還したボッジとカゲ。
冥府の剣王・オウケンを相手に、覚醒した剣技で立ち向かうボッジだが……!?
そして明かされるボッス王とミランジョの罪深き過去――。
すべての陰謀を打ち破るため、今、ボッジが躍動する!!
ネタバレ注意!王様ランキング9巻の見どころ
王様ランキング9巻は四天王の一人・王の槍のアピスとボッジの再会と葛藤から物語が始まる。
アピスはミランジョに恩義がある敵側の人間。
だがけっして悪人ではなく、自分よりも強くなったボッジに感涙する優しい心を持っている。
王様ランキングの魅力は、全ての行動に理由があること。
葛藤や後悔など人間味があり、理不尽さを感じないことだ。
アピスはボッジの成長を見て、ミランジョを救って欲しいと願う。
ヒリングの命を狙っている悪役にも、壮絶な過去があった。
ボッス王は若い頃に、魔法との戦いかたをみにつけるために、魔法立国ホウマを訪れ、そこでミランジョの父親を殺してしまったと話す。
ミランジョの母親は優しすぎる人間で、深手を負ったボッスの傷を治し、その恩義からボッスはミランジョの成長を見守るようになった。
ホウマは神だけが使えた魔法を人間が使えるようにし、神々の勢力に抗った国。
この抗争をきっかけにミランジョは心が壊れてしまうのだが、このエピソードはかなりエグい内容だった。
ボッスがなぜ動かないのか?
それはアピスと同じく複雑な感情にがんじがらめになっているように見える。
ヒリングの印象が変わったように、エピソードひとつでミランジョの印象も変わると分かっていたけれど、これほど変化するとは思ってもいなかった。
そして、不死身のオウケンとボッジの戦い。
攻撃が効かないオウケンにボッジは苦戦するも、誰かのために戦う姿に、ミランジョの心が揺れている。
この戦いはハッピーエンドに向かうのか。
そして新たに登場した“神”という存在が物語にどう関わってくるのか。
今後の展開を楽しみに待ちたいと思う。
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