この記事では累計1800万部を突破し、2023年9月より実写映画化される大人気ミステリー漫画『ミステリと言う勿れ13巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
12巻では刑事・風呂光の祖母の知人が事故死し、真相追及のため富山に訪れた先で、整や意外な人々が遭遇する展開となりました。
その続きとなるミステリと言う勿れ13巻では、整たちは新たな事件と遭遇したことをきっかけに真相に迫っていく、富山編最終局面が描かれていきます。
ミステリと言う勿れ13巻のあらすじ
【ネタバレ注意】ミステリと言う勿れ13巻を読んだ感想
いやー、今回も凄かったですね。
犯人の動機もさることながら、事件の真相に迫る整のしゃべりシーンが、二段階で描かれたのは話の構成がうますぎて鳥肌もんでした!
とはいえ、気になる部分も多かった富山編。
賛否両論、どちらの見方もできる描写がありました。
でかでかとネタバレ注意と記載していますが、ここからはガチのネタバレを含むので、ミステリと言う勿れ13巻をまだ未読の方は注意してください。
計画殺人における不確定要素・ゴリ押しが気になる
刑事・風呂光の祖母の知人が事故死。
それが他殺だったんじゃないかと調査していた富山編。
この事故死に見せかけた殺人の不確定要素がめちゃくちゃ引っかかりました。
妙子おばさんは海に落下する直前に欄干に頭を強打していた。
その流れを犯人が誘導したとのことですけども……。
初犯ならともかく、連続殺人をこなしてきた犯人の計画としてはあまりに拙くないかと、正直無理があるなーって思っちゃいました。
ただ、事故死に見せかけた殺人という視点で考えたとき。
失敗する可能性も計画の内で、成功したときにハイリターンを得る寸法だとしたら、凄いですよね。
まぁ、そこら辺は想像にすぎませんけど。
もうひとつ気になったのは、ライターの湊が凍死した事件。
犯人は海岸で酔っぱらっていた湊にインスリンを投与。
低血糖状態を起こさせて事故死に見えかけたとのこと。
これに関しても計画的な殺人にしては不確定要素が強い印象を受けるんですよね。
湊は二日連続で海岸で酔っぱらっていたらしいけど、そこにいない可能性の方が高いじゃないですか。
これについては整視点の推測でしかないので、なんとも言えないけど、富山編は創られた物語感があまりにも強い事件だったなって感想です。
犯人のキャラが強烈だから結果的に普通に面白い
さらに細かい点で言うと、流刑事の「海岸で誰か死んでるらしい。朝っぱらから迷惑な」って呟きに対して、整が何も思って無さそうな様子とか。
巻き込んでしまったのは自分だから絶対守ると意気込みながら「下がってください、うるさいです」と整に言い放つ風呂光巡査とか。
首謀者の言いなりで共犯していた自主性ゼロの犯人に「3つ子ちゃんを痛い目に遭わせたくなかったら……」というセリフは適しているのか。
これだけ気になる描写がありながら、結果として普通に面白いんだから凄いと思いますよ。
コンプリート癖のある超自己中快楽殺人犯。
そんな彼の操り人形のように生きてきた共犯者。
犯人のキャラが強烈すぎて、些細なことでした。
今回はいつもみたいな、ためになる言葉が少なめだったので、その辺も次に期待したいところです。
ミステリと言う勿れ14巻の発売日
- Qミステリと言う勿れ14巻の発売日はいつですか?
- A
2024年6月10日発売です。