方言そのものがとてつもないパワーを持っているのに、日常会話にすらオチを求めるという関西人の性質は、コミュ障の自分からすると近寄り難い印象を受けます。
関西と一括りにしてはいますが、県が違えば人が変わるので、いやいや大阪のおっちゃん扱いされたら困ると思う方もいらっしゃるでしょう、もちろん、それはコッチの問題。
英語が話せたら海外旅行とかもっと気軽に行けるのにって感覚に近くて、社会で生きていくうえでレスポンスの早さや豪胆さは重要だから、純粋に羨ましいって話です。
さて、今回紹介するおねぇちゃん日和は、関西圏で暮らす姉妹の、何気ないほのぼのとした日常を描くコメディ漫画。
どこか抜けている高校1年生のお姉ちゃんと、中学1年生ながらしっかり者の妹の会話が軽快で、ボケとツッコミが交互にテンポよく繰り返されていく感じが面白い漫画でした。
おねぇちゃん日和1巻のあらすじ

夢咲茜(高1)と夢咲茅恵(中1)は、関西圏に住むフツーの仲良し姉妹。
かなり自由人なおねぇちゃんの茜と、マジメな妹ちーちゃんによるナチュラル・マンザイ・エブリデイ。
おねぇちゃん日和を読んだ感想と内容紹介

魅力①.小ボケとツッコミの応酬が軽快で面白い漫画
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はおねぇちゃん日和!
「なんでやねん」とか。
「なんやねんほんま」とか。
たとえボケがつまらなくても、笑いに変換ができる強さが、関西弁のツッコミにはありますよね。
もちろん腕があってこその芸当。
しかし、ボケの勢いを殺さないレスポンスの早さが、他県民にとっては羨ましいです。
そんな話はさておき、おねぇちゃん日和では関西圏で生活している姉妹の日常が描かれていくんですけども、お姉ちゃんの小ボケを即座に拾う妹の、会話のテンポが軽快で面白いんですよね。
ギャグ漫画みたいに大げさな表情や絵の表現で笑わせてきたり、漫才みたいに斬新なボケをかますなんてことはなく、ごく自然な言葉のキャッチボールで笑わせてくるんです。
会話だけで楽しめるって地味に凄いんですよね。
だるまさんが転んだで、代謝が動いたは無敵技すぎて、不覚にも噴出してしまいました。
よつばと!とかスキップとローファーとか、天然キャラの面白さが存分に発揮されている漫画って自分好きなんですよね。


魅力②.4コマ漫画に近い読み心地がある
おねぇちゃん日和には、背景が書き込まれているとか、絵柄が独特とか、はたまた予測不能なストーリーが面白いとか、残念ながらそういう特別感はありません。
ただ、シンプルだからこその読みやすさは4コマ漫画に通ずる部分があって、頭を使わないで楽しめる漫画って、毎日疲れている社会人には重要な要素だったりもします。
姉妹の母親も愉快な人で、この親にしてこの子あり。
困惑しているお父さんにまた笑えます。
生粋の関西人の家族ってこんな感じなんですかね?
現実だったら大喧嘩に発展しそうなお姉ちゃんのやらかしをうまく受け止める妹もいいし、二人の漫才のような会話が読んでいてめちゃくちゃ楽しかったです。
ギャグ漫画が好きなあなたにはもちろん、穏やかな雰囲気の漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】おねぇちゃん日和3巻の発売日【完結】

- Qおねぇちゃん日和3巻の発売日はいつですか?
- A
2024年2月26日に発売されました。
おねぇちゃん日和を試し読みする方法
おねえちゃん日和はKADOKAWAが運営しているカドコミで第4話まで無料で読めますよ!

最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。
