いつの時代だって漫画は面白いですけど、オリジナリティのある漫画は生まれにくくはなってるよなって感じます。
それもそのはず、作品は増え続ける一方なので、読めば読むほど既視感からは逃れられなくなっていくんですよね。
さて、今回紹介するバーサスは、魔族の侵攻に抗う勇者たちがいる世界が、絶望の淵で他の世界と繋がり、天敵同士を戦わせようと画策する王道にして邪道なファンタジー漫画。
圧倒的な画力で描かれる敵の強さと怖さにまずは驚かされ、そして同じく窮地に立たされている世界が繋がって、悪役同士が大怪獣バトルを始める展開に今までにない衝撃を受ける漫画でした。
バーサスのあらすじ
【ネタバレ注意】バーサスを読んだ感想
原作・ONE/原画・あずま京太郎/構成・boseが描いた漫画
バーサスの漫画を担当しているあずま京太郎さんはサクラブリゲイドやテンカイチ日本最強武芸者決定戦を描いています。
バーサスの構成を担当しているboseさんはXEVECや刻命のゴーレムを描いていました。
絶望×絶望に唯一の希望を見出す世界観が凄すぎる
自分のブログではめったに使わない言葉だけど、バーサスはめっちゃ面白い漫画ですよ。
しかも、ファンタジーとかアクションとか同じジャンルの漫画でランキングをつけるなら、ここ数年で5本の指に入るくらい、飛びぬけて面白い漫画でした。
誰が原作を担当しているのかと思えば、ワンパンマンやモブサイコ100のONE先生とのことで、納得です。
そりゃあもう面白さが保証されているようなもんでしょ。
しかも、あずま京太郎先生の作画も神懸かっています。
敵キャラと対峙したときの絶望感がマジで凄いの!
人類が生き残れる気が微塵もしない圧倒的な敵の強さ。
それはもう続きを読むのが怖くなるくらい。
さぁ、万策尽きたぞ、ここからどうする?
ってところで別の世界と繋いで助けを求めるわけなんですけど……。
普通だったら、別の世界線の勇者とかヒーローにこっちの敵を倒してもらって、自分たちがあっちの敵をって感じになると思いきや、そっちはそっちで窮地に立たされているっていうね。
じゃあ敵同士で戦わせようかって、大怪獣バトルに展開するのが天才の発想ですよ。
マイナス×マイナスはプラス。
でも、都合よく敵同士がつぶし合ってくれても、最終的には人類がどうにかして天敵を倒さないといけないことには変わらないんですよね。
この世界観において圧倒的に弱者である人類がどう成長していくのか、それもまた楽しみな漫画です。
見応えしかない敵キャラ同士の本気の戦闘描写
魔勢界、機律界、寄生界、巨人界、大凶界、天鬼界、暴緑界、新虐界、怒神界、呪滅界、遊獄界、無法界、大樹界。
二つどころではなく、十三の世界が集まってしまった。
しかもどこも絶望の淵に佇んでいるとのこと。
魔族・ロボット・パラサイト・巨人族・大怪獣・宇宙人・大自然・新人類・神・呪い・ゲーム・人間・世界樹。
人類にはどうしようもなくても、天敵同士なら?
これ以上、スケールの大きいファンタジー漫画を自分は他に知りません。
こんなに風呂敷広げて大丈夫そ?
って思うところですけど、そこはONE先生への信頼感がありますよね。
捕食者が故のプライドが他の侵略者を許さない。
どっちが強いのかみたいな頂上決戦がマジで読んでいて興奮します!
バトル漫画が好きなあなたにはもちろん、面白い異世界ファンタジー漫画を探しているあなたにおすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】バーサス4巻の発売日
- Qバーサス4巻の発売日はいつですか?
- A
2024年11月8日発売です。
【無料】バーサスを試し読みする方法
バーサスは講談社が運営しているマガポケで第3話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。