2020年注目の新作漫画

【葬送のフリーレン】長命なエルフが人間を知るために旅をする後日譚ファンタジー漫画

5.0
葬送のフリーレン1巻の表紙画像

大人になると時間が経つのが早く感じるけれど、これは刺激の量や、変化が少なくった要因もあるらしく、ファンタジーにおけるエルフが、クールで閉鎖的に描かれるのもよく分かる気がする。

今回紹介する葬送のフリーレンは、長寿で他の種族と時間感覚が違うエルフの主人公が、仲間たちが老いていき、亡くなっていく寂しさを感じながら、それでも人間を知ろうと旅をする漫画。

話のなかで触れることがあっても、ちゃんと描かれることがないテーマに切り込んだ作品で、寿命の違いからくる時間感覚の違いや、残される者の感情が丁寧に描かれています。

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葬送のフリーレンのあらすじ

魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、旅をした3人とは違う部分があります。

彼女が後の世界で生きること、感じること。
そして、残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは――。

物語は冒険の終わりから始まる。
英雄たちの生き様を物語る、後日譚ファンタジー。

葬送のフリーレン1巻より引用

ネタバレ注意!葬送のフリーレンのストーリーや魅力

試し読みは作者のTwitterから出来ます

原作者・山田鐘人さんの漫画

葬送のフリーレンの原作者・山田鐘人さんはぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピアという漫画を描いていました。

エルフと人間の寿命の違いという寂しいテーマに切り込んだ漫画

最近の異世界漫画だと、ラスボスとの戦いが終わるところから物語が始まり、勇者がスローライフをしたり、はたまた理不尽な扱いを受けて復讐ルートに突入したり、敵側に寝返ったりするパターンの作品も多くなってきた。

葬送のフリーレンもまた、勇者一行の旅が終わるところから物語が始まるのだが、描かれているのは、直近の話ではなく、魔王を倒してから何十年も後の話。

主人公は魔法使いのフリーレン。
人間にとって10年という歳月は、人生を変えるには十分すぎるほど長い時間。

しかしエルフである彼女にとっては、あっという間の出来事で、仲間たちが老いていくなか、フリーレンの美貌だけは変わらない。

人間誰しも寿命があって、それはどれだけ強かろうが、平等に存在するものだ。

勇者・ヒンメルの死は、フリーレンに大きな影響を与える。

もっと知っておけばよかったという後悔が、彼女を旅立たせた。

葬送のフリーレン1巻の画像
葬送のフリーレン1巻の画像
©山田鐘人/アベツカサ/講談社

大切な人よりも先立ちたいか、看取りたいか。
そんな質問があるけれど、フリーレンは強制的に後者となる。

たくさんの魔法と、人と出会う旅。
時間の残酷さ、少しの寂しさ、色あせない思い出。

年齢を重ねた者にしか分からない“死”との向き合いかたを、考えさせられる良い漫画になっている。

仲間の最期のお願いを受け入れて弟子を取る

葬送のフリーレン1巻の画像
葬送のフリーレン1巻の画像
©山田鐘人/アベツカサ/講談社

テーマとしては悲しいものだが、なにも暗い雰囲気に包まれているわけではないのも葬送のフリーレンの魅力で、まるで母親のようにしっかり者の弟子・フェルンとのやりとりが、とても微笑ましい。

amazonのレビュー数が、発売から1週間で200を超えた話題作は、心に響くようなストーリーが好きな人や、最近のファンタジー漫画はどれも同じに見えるという人にこそ読んで欲しい。

興味があるのなら、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

葬送のフリーレン(最新刊)2巻の発売日

葬送のフリーレン2巻は2020年10月16日に発売予定です。

葬送のフリーレンの出版社や連載誌

葬送のフリーレンは小学館が刊行している漫画誌・週刊少年サンデーで連載中なので、書店で探すのなら舞妓さんちのまかないさんよふかしのうたの近くにあると思いますよ。

本作に興味がある人には、とんがり帽子のアトリエもオススメです!

漫画以外の商品レビューは【ゴマロク】のほうでしているので、興味がある人はそちらのブログもよろしくお願いします。
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