2020年注目の新作漫画

【ダーウィン事変】半分ヒトで半分チンパンジーの主人公がテロリストと戦う漫画

4.5
ダーウィン事変1巻の表紙画像

言霊という考え方が存在しているように、良くも悪くも何気なく発した一言がとんでもないパワーを持ってしまったりするので、常々言葉には気をつけたいなと思っている。

今回紹介するダーウィン事変は、人間とチンパンジーのハーフであるチャーリーがテロリストと戦う漫画なんだけど、過激派の動物愛護団体の影響でヴィーガンそのものが奇異な視線を向けられるようになったり、SNSの描写が現代を上手く風刺している漫画だ。

人間であり人間じゃないからこその視点と論理的な言葉で相手を黙らせる描写にはゾクゾクしました。

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ダーウィン事変のあらすじ

テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際に保護された妊娠中のチンパンジーから、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーが生まれた。

15年後、人間の両親のもとで育てられたチャーリーは高校に入学し、人間の女の子・ルーシーと出会う。

一方、さらに過激さを増したALAはチャーリーをテロに引っ張り出そうと画策する!

ダーウィン事変1巻より引用

ネタバレ注意!ダーウィン事変のストーリーと魅力

ダーウィン事変1巻のルーシーの画像
ダーウィン事変1巻のルーシーの画像
©うめざわしゅん/講談社

作者・うめざわしゅんさんの漫画

ダーウィン事変の作者・うめざわしゅんさんは、このマンガがすごい2017オトコ編で第4位に輝いたパンティストッキングのような空の下えれほんなどの漫画を描いています。

人間とチンパンジーのハーフが主人公の漫画

日本人は議論をしたがらないとか、自分の意見を主張しないとよく言われるけれど、そういう意見の人に限って反論に対してブチ切れたり、自分の意見が絶対だと思っているから質が悪い。

ダーウィン事変はそういうヤツらを黙らせる主人公の言葉がとにかく良い漫画で、感情的にならずに淡々としている様子に得体の知れない怖さがある。

現実で禁忌とされているクローンは漫画やゲームのなかでは割とよく見るものとなったが、本作で描かれているのは人間と動物のハーフ。

過激派動物愛護団体によるテロによってヴィーガンそのものが奇異な視線を向けられるという設定はめちゃくちゃ風刺が効いている。

ひとつの出来事を叩くために主語を大きくしたり、過去の出来事を無理矢理こじつけたりするのは現実のSNSでもよく見られる手法だ。

半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”と呼ばれる主人公・チャーリーは、動物解放同盟(ALA)にとってシンボルになり得る存在。

戦いに引っ張り出すために手段を選ばない彼らのやり方によって、チャーリーはあらぬ疑いをかけられ、ますます社会で浮いた存在になってしまう。

普段温厚なヤツが怒ると怖いとよくいうが、チャーリーもまさにそういうタイプで、どんな能力を隠し持っているのか?感情を露にするときがくるのか?この先の展開が楽しみだ。

ダーウィン事変1巻のチャーリーの画像
ダーウィン事変1巻のチャーリーの画像
©うめざわしゅん/講談社

半分人間じゃないからこそ出る言葉の重みがある

チャーリーはヴィーガンの両親に育てられた影響で野菜・果物以外を口にしないんだけど、意地悪な質問に対して「なんで人間だけは殺して食べちゃだめなの?」と言い放つ姿や、言葉の掛け合いに重みがあってカッコイイ。

海外ドラマが好きな人や、大人向けの漫画を探している人には超オススメなので興味があるならぜひ読んでみてください。

ダーウィン事変(最新刊)2巻の発売日

ダーウィン事変2巻は2021年6月に発売予定です。

ダーウィン事変の出版社や連載誌

ダーウィン事変は講談社から刊行されている漫画誌・月刊アフタヌーンで連載中なので、書店で探すのなら、スキップとローファーワンダンスの近くにあると思いますよ。

本作に興味がある人には大ダークもオススメです!

漫画以外の商品レビューは【ゴマロク】のほうでしているので、興味がある人はそちらのブログもよろしくお願いします。
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