漫画を読んで勉強になった!という評価は、仰々しいなと感じるんですけど、漢字に強くなったり、変な雑学を覚えたり、知識を得たことは否定できません。
さて、今回紹介する高度に発達した医学は魔法と区別がつかないは、異世界ファンタジーと医学を組み合わせた作品の中では、他を寄せ付けない本格的な知識と圧倒的な画力を誇る漫画です。
現代の知識で疫病を未然に防いだり、魔法で怪我を無かったことにするのではなく、ちゃんと手術を行い患者を治療する本格的な医療ファンタジー漫画になっていました。
高度に発達した医学は魔法と区別がつかないのあらすじ
【ネタバレ注意】高度に発達した医学は魔法と区別がつかないを読んだ感想
原作・津田彷徨と漫画・瀧下信英の作品
現役医師が紡ぐ異世界ファンタジー×ガチの医療漫画
前々から自分は異世界転生・転移はテンプレを楽しむものだと言ってきました。
もちろん、異世界ファンタジーにもアニメ化まで辿り着いた面白い漫画は数多くありますが、残念ながら目新しさを感じることはほとんどありませんよね。
しかし、この漫画は一味違うんです。
初めて本作を読んだときには、画力も話も、あまりにもクオリティが高くて感動さえ覚えました。
これまでにも、医療系の異世界漫画が無かったわけではありません。
しかし、その多くは現代知識で病気を未然に防ぐ立ち回りをするか、魔法やスキルで怪我を無かったことにするのが基本で、本作のようにちゃんと治療している描写は少なかったと思います。
原作者の津田彷徨さんが現役医師ということもあって、その内容はかなり本格的。
手術の様子がここまで詳細に描かれる異世界ファンタジー漫画は初めて読んだので新鮮でしたし、そんな道具あるんか、使った道具はどう補給するん?って今後の展開が楽しみになりました。
人間が医療魔法を独占している少しヘビーな世界観
しかも、話の内容がチート無双とか単純なものではなく、人間が医療魔法を独占して栄えたことで、他種族が抑圧されているちょっとヘビーな物語なんですよね。
絵が上手すぎるものだから、奴隷の描写とかヒヤヒヤするし、女の子が可愛すぎて凄くいい。
ただ、主人公の患者から逃げないという医者の精神は間違ってないし、理想なんだけど、善人を極めすぎてちょっと怖いし、あまりにも眩しい存在だから好みは別れそう。
とはいえキャラデザは神懸かっているから、そんなの気にならなくなるんですよね。
スライム?も他の漫画とは造形が違うし。
キマイラ?も大型犬みたいな愛嬌がある。
はたして人間が秘匿している治療魔法はどの程度の物で、主人公は医学を武器に他種族を巻き込んでどう立ち回り、どのような人間関係を構築していくのか。
今後の展開に超超超期待しています!!!
【最新刊】高度に発達した医学は魔法と区別がつかない5巻の発売日
- Q高度に発達した医学は魔法と区別がつかない5巻はいつ頃発売ですか?
- A
2023年11月22日に発売予定です。