2020年注目の新作漫画

【ヘテロゲニアリンギスティコ】新人言語学者のモンスター研究という着眼点が面白い異世界漫画

5.0
ヘテロゲニアリンギスティコ1巻の表紙画像

ファンタジーとか異世界系の漫画を読んでいるときに、関西弁のキャラがいたり、技名が英語だったり、モンスター名が同じだと違和感がある。

もちろん読者とイメージの共有がしやすいメリットや、魔法で言葉が通じる!みたいな便利な裏技を使わないと、話が進まないのも理解しているが……。

今回紹介するヘテロゲニアリンギスティコは、新人言語学者が色々な種族のモンスターと交流し、ボディランゲージや風習、発音の違いなどに気付いていく旅を描いている漫画。

初めてダンジョン飯を読んだときの衝撃とか、ワクワク感あって、普通は省かれるような部分を深堀りしている凄い漫画です。

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ヘテロゲニアリンギスティコのあらすじ

怪我をした教授に代わり、魔界でモンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を任されたハカバ君。

ワーウルフやリザードマンといったモンスター達は、人間界に伝えられている恐ろしいイメージとは少し違うみたい?

ガイド役の女の子・ススキと共に魔界を旅をする新人研究者の苦悩と日常を描いたモンスター研究コメディ!

ヘテロゲニアリンギスティコ1巻より引用

ネタバレ注意!ヘテロゲニアリンギスティコの内容や魅力

ヘテロゲニアリンギスティコ1巻のススキの画像
ヘテロゲニアリンギスティコ1巻のススキの画像
©瀬野反人/角川書店

作者・瀬野反人さんの漫画

ヘテロゲニアリンギスティコの作者・瀬野反人さんは、おばあちゃんとゲームという漫画を描いています。

他の漫画が省略している部分を深堀している漫画

国が違えば言語が変わる。
地域が違えば方言やなまりが混じる。

同じ人間でもこれだけ違うのだから、ワーウルフやリザードマンなど、種族が違えば言葉が通じないのは当たり前の話だ。

しかし普通のファンタジーでそこを深堀りしてしまえば、進捗はとても遅くなってしまう。

だから異世界転生なんかは自動翻訳みたいなチート能力が最初から設定されているわけで、あやふやになっている部分を、ヘテロゲニアリンギスティコは深堀りしている。

ワーウルフと人間のハーフ・ススキが可愛い

本作の主人公・ハカバ君は、言語とコミュニケーション研究を専門にしている学者で冒険家の教授が怪我をしてしまい、調査の代理を任されることになった。

調査をする場所は魔界。
コミュニケーションの相手はモンスター。

現地でコミュニケーションをとるハカバ君が目指すのは、ワーウルフの集落で、そこには現地ガイドがいるらしく、ハカバ君の旅路に同行する相棒になる。

ススキと名乗るガイドの少女は、ワーウルフと人間の中間みたいな容姿。

ススキは、教授とワーウルフの娘さんとのことで、ワーウルフのなかで親愛を意味するボディランゲージ“頬をなめる”に、ハカバ君がためらいを感じる姿も描かれている。

ヘテロゲニアリンギスティコ1巻の画像
ヘテロゲニアリンギスティコ1巻の画像
©瀬野反人/角川書店

ワーウルフのほかにもスライム、リザードマン、クラーケン、ハーピー、ドラゴンとファンタジー定番のモンスターと意思疎通を図る姿が描かれている。

言語だけでなく文化や風習などの細かい設定も面白い

ヘテロゲニアリンギスティコ2巻の画像
ヘテロゲニアリンギスティコ2巻の画像
©瀬野反人/角川書店

「怖さの源は意思疎通できないことだったのかもしれない」

「人と違うものには人と違うルールがある。人間の価値観に囚われてはいけない」

本作を読むと学びがある。

ワーウルフの村では会話が少なく「ススキたちはお話するのが好きじゃないのかな?」とハカバ君は疑問に思うが、これには種族の特徴があり、嗅覚による言語が最も比重の高い言語になっていると話す。

ワーウルフとリザードマンでは発声方法が違う、クラーケンは色で伝える、動きが違う、死者に対する扱いも違うなど、図鑑を眺めるような楽しさがヘテロゲニアリンギスティコには詰まっていた。

興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

ヘテロゲニアリンギスティコ(最新刊)3巻の発売日

ヘテロゲニアリンギスティコ3巻は2020年9月4日に発売予定です。

ヘテロゲニアリンギスティコの出版社と連載誌

ヘテロゲニアリンギスティコはKADOKAWAが運営しているWEB漫画サイト『ヤングエースUP』で連載中なので、書店で探すなら衛宮さんちの今日のごはん賢者の孫の近くにあると思いますよ。

本作に興味がある人なら、葬送のフリーレンダンピアのおいしい冒険もオススメです!

漫画以外の商品レビューは【ゴマロク】のほうでしているので、興味がある人はそちらのブログもよろしくお願いします。
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