この記事では累計1600万部を突破し、2022年10月よりアニメ化される大人気ダークファンタジー漫画『チェンソーマン12巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
11巻ではトラウマ級の衝撃のラスト・怒涛のスピードで第一部が完結し、これで見納めかと思われましたが、続きが描かれるということで単行本勢は首を長くして待っていました!
さて、チェンソーマン12巻では、三鷹アサという女子高生との身体を乗っ取った戦争の悪魔をキーパーソンに、学生になったデンジと地獄のような学園生活が描かれていきます。
チェンソーマン12巻のあらすじ
【ネタバレ注意】チェンソーマン12巻を読んだ感想
アニメのED楽曲が気合い入りすぎな話
チェンソーマンのOPを担当するのは米津玄師。
で、凄いのがEDを担当するアーティストが、週替わりで12組もいることなんですよね……。
ちょっと、気合い入りすぎやしませんか?
チェンソーマンの世界観にぴったりなマキシマムザホルモンを始め、女王蜂、凛として時雨、Aimer、Eve、Vaundyなど全部盛りですよ。
こういうEDが変わるアニメは無きにしも非ず。
しかし、ここまで豪華アーティストが一堂に会するのは、今まで無かったのではないでしょうか。
もちろん、曲が多すぎても意味がない。
回を増すごとに、歌詞の深みを感じる趣が無くなるって意見もわかるんですけど……。
そもそも、2話目以降はEDを飛ばす自分には、最後まで楽しめる珍しいアニメになりそうです。
戦争の悪魔に身体を乗っ取られた少女・三鷹アサ
さて、そんな話はさておきチェンソーマン12巻の話に移っていきましょう。
チェンソーマン12巻の表紙に描かれているのは、戦争の悪魔に身体を乗っ取られた三鷹アサという女子高生。
学園生活が描かれるみたいな噂は聞いてはいましたが、コベニとマキマを組み合わせたような、また別種のカッコよさを持ち合わせたヒロインの爆誕です。
身体を乗っ取られたといっても、呪術廻戦の虎杖と両面宿儺に協調性を加えたような関係性。
戦争の悪魔はチェンソーマンを敵視していますが、彼の目的を果たすにはアサの協力が不可欠。
時折、悪魔らしい冷徹な判断や助言をアサにしますが、それを実行するかはアサの意思による。
地獄のような学園生活でアサとデンジがどう絡んでいくのか、これからが楽しみです。
何も変わっていないデンジに謎の安心感
チェンソーマンが一度完結し、第二部が始まるってことで、自分はてっきり題名にプラスαして1巻からカウントが再開されるかと思いきや、12巻から始まったのが地味に嬉しかった。
もう一つ危惧していたのが、デンジがあの日々を経て、精神年齢が成長している可能性。
大人びたデンジを見てみたい反面。
デンジの幼稚さがこの漫画の持ち味だったから、学校に通っている事実が影響していたら嫌だなと不安だったんですけど、それは杞憂でした。
正義感ではなく、モテたいという不純な動機で悪魔と戦っているし、人質を普通に見捨てるし、手掴みでケーキを食べてるし、何も変わらないデンジがいました。
個人的に印象的だったのは、街頭インタビューでチェンソーマンについて問う場面。
デンジに対する評価が、そのまま漫画の評価に結び付いているように感じるし、SNSでの発言を風刺しているようで興味深い描写でした。
この漫画の何が魅力なのか。
残酷な世界観のどこに惹かれるのか。
どこが他の漫画と比べて優れているのか。
面白いという使い勝手のいい言葉にかまけて、ちゃんと語れる人って自分を含めてそんなにいないと思うんですよ。
人間ってそこまで頭使って生きてないよ感は、チェンソーマンだからできることだよなって、自分はけっこう好きな描写でした。
『結果は間違えても……自分の気持ちが間違ってなければ私はいいんだ』
田中脊髄剣とかギャグセンスはともかく。
言葉のセンスや疾走感。
話の展開のさせ方など随所にセンスを感じて、これからがまた楽しみですね。
チェンソーマン13巻の発売日
- Qチェンソーマン13巻の発売日はいつですか?
- A
2023年1月4日発売です。