この記事では2022年10月よりアニメ化され、さらには累計2200万部を突破した大人気ダークファンタジー漫画『チェンソーマン13巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
12巻では戦争の悪魔に身体を乗っ取られた少女・アサと、相変わらずなデンジが登場しました。
その続きとなるチェンソーマン13巻では、アサへのいじめをなくすために、ユウコが正義の悪魔と契約して大暴れする、友情が生み出す負の連鎖が描かれていきます。
チェンソーマン13巻のあらすじ
【ネタバレ注意】チェンソーマン13巻を読んだ感想
なんとしても自分の存在を明かしたいデンジ
モテたい一心から、自分がチェンソーマンだと明かそうとするデンジの心情はよくわかる。
自分の株が上がるとわかっていて、黙っていられる人は本当に凄いと思うんですよ。
褒められるために、家事のお手伝いしていた子供の頃と同じ。
さりげない気遣いってほぼ相手に気づかれないものだし、それをずっと黙っていられる人間は、下心が無い本物の優しさを持っているんだなと感心します。
それに、犯人は現場に戻るともいいますからね。
重大な秘密ほど、言いふらしたくなるのが、人間のさがなのかもしれません。
アサに自分がチェンソーマンだと告げるも、ダサっと一蹴されるデンジには同情を禁じ得ない。
しかも、その後、アサの前に自分をチェンソーマンだと示唆する人物が登場し、戦争の悪魔の武器選びに本物であるデンジを選ぶ一連の展開が凄すぎる。
この先どうなんの!?って魅せ方が上手すぎます。
正義の悪魔という社会風刺的ネーミングセンス
チェンソーマン13巻では、アサへのいじめをなくすために正義の悪魔と契約してしまった、ユウコとの友情が織りなす負の連鎖が描かれています。
相手の思考が読める正義の悪魔の能力。
アサの秘密はユウコに筒抜けで、チェンソーマン13巻の読後には、罪悪感からユウコは秘密の共有を持ち掛けたのかなと想像できます。
アサにとっても、ユウコにとっても。
初めてできた親友と呼べる存在。
その美しい光景を、いともたやすくぶち壊すのがチェンソーマンという漫画でした。
アサをいじめていた犯人を○そうと、正義の悪魔の力を使用して、学校で暴れるユウコ。
自分で解決するからと必死で止めるアサ。
アサのことを妹と呼ぶ、死にかけのユウコを復活させる謎の女子生徒。
復活したユウコを無慈悲にも切り刻むデンジ。
友達をやられたアサはチェンソーマンに敵対心を抱く。
もうね、一連の流れの中で色々とあり過ぎて凄い。
藤本タツキ先生の構成力はエグいですよね。
これだけの情報を詰め込みながら、スピード感は一切失っていません。
正義の悪魔というネーミングも秀逸です。
そういえば、1部では天使の悪魔もいました。
相反する存在に感じるかもしれませんけど、その歪んだ正義感が社会問題となっていますからね。
近年、SNSなどネットでの誹謗中傷に対して、罰則が強化されましたけども、正義マンやマナー警察の他、正義の悪魔と呼称される日も遠くないでしょう。
チェンソーマンになりすます人物は誰なのか
最終的にユウコは、チェンソーマンらしき人物に〇されてしまいます。
ただ、ユウコの最後の言葉にはチェンソーマン?と疑問符がついていますし、デンノコの影が映し出されているだけですし、なんならデンジが寝ている描写がありますし……。
このなりすまし犯のせいで、アサとデンジの関係性が複雑化しそうですよね。
その前に、この二人がどんなデートをするのか想像できなさすぎて、次の展開が楽しみです。
【最新刊】チェンソーマン14巻の発売日
- Qチェンソーマン14巻の発売日はいつですか?
- A
2023年4月4日発売です。