2022年注目の新作漫画

【バジーノイズ】表現がエモい!夢と現実の岐路でもがく若き才能が描かれる音楽漫画

4.0
バジーノイズ1巻の画像

男は女は昔は今は、主語が大きい主張は、反撃をくらって痛い目にあうのが容易に想像できるので気をつけています。

最近の若者は~なんて、自分がおじいちゃんになる頃にも言われているでしょうし、残念ながらどの世代にもレッテルは貼り付けられています。

さて、今回紹介するバジーノイズは、ミュージシャンになりたいからではなく、自分のために音楽制作を続けていた主人公が、SNSを通じて世界と繋がる、現代の若者像と音楽シーンを描く漫画です。

音楽で生きていきたいと夢を追いながら岐路に立たされているバンドマン、内向的な性格の主人公やメンヘラ気質なヒロインなど、現実的な人間ドラマが描かれています。

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バジーノイズのあらすじ

あらすじ

新時代の“音楽”ד恋愛”体験。
「すきなもんいっこ、あればいい」
――そう、思っていた。

マンション管理人をしながら、趣味で音楽を奏でる「だけ」。
“シンプルで完璧”な生活を送る清澄きよすみ

しかし――清澄が出逢ってしまったのは、バンドマンに恋をする女・うしお
閉じた世界に流れ込む強烈な“ノイズ”が、清澄の人生を大きく変えてゆく―――

たったひとりと出逢うだけで、世界が変わる。
耳障りで、少し心地良いノイズ。

ネタバレ注意!バジーノイズを読んだ感想

バジーノイズの解説画像

全巻一気読みして評価が覆った漫画

ワンピースや鬼滅の刃でさえ、色々と言われているんだから、誰しも漫画に好き嫌いがあるのは当たり前のことなんですよね。

自分自身、1巻で読むのを止めた漫画は数多くあります。

自分のブログで紹介している漫画が基本的に高評価なのは、わざわざ嫌いと、つまらないと言う意味を感じないし、そんな文章に時間を費やしたくないから。

実を言うと、バジーノイズは全巻購入してはいたんですけど、3巻で読むのを止めていた漫画です。

ヒロインの突拍子もない行動に嫌気がさした記憶があって、それから2年以上経過したので、久しぶりに読み返してみた結果、評価が逆転しました。

バンドマンの現実や最近の若者像が描かれる音楽漫画

というのも、本作は夢や目標に向かう熱量に満ち溢れた作品ではなく、バンドマンの現実や、内向的な性格の主人公の変化を中心に描かれている漫画なんですよね。

ライブハウスではそこそこ人気があるけれど、メジャーデビューしているわけではない、年齢も重ねてきてこれからの人生どうするか……。

自分たちの音楽に将来性はあるのか。
現状維持に甘んじていないか。

初心を忘れたバンドマンが岐路に立たされる瞬間や、ロックスターを探しても仕方が無いという音楽業界の声が描かれていて、陰鬱とした雰囲気を感じます。

自己中でメンヘラ気質なヒロインが、SNSに投稿した主人公の音楽がバズったことをきっかけに、自分の世界に閉じこもっていた主人公の心境に変化が生まれる。

ミュージシャンになるつもりなんて一ミリも無くて、ただ自分のために音楽を続けていた主人公の前に転がってきたチャンス。

才能を活かすのは環境か。
それとも人との繋がりなのか。
自分が成功するためには、ときにはドライな決断も必要になる。

バンドの解散理由として多い、方向性の違いが可視化されていて、寂しい気持ちにさせられました。

夢を叶えたその何倍も夢を諦めた人たちがいる。
現実を直視するのはなかなかしんどいものがありますね。

シンプルな絵柄で表現される音楽描写がエモい

こういう人間ドラマは、共感性羞恥を抱きやすい自分にとっては苦手な部類なんですけど、最後まで読み続けられたのは、シンプルでオシャレな絵柄のおかげでしょう。

音の粒をしゃぼん玉で表現している描写がエモくて素敵。

メンヘラ気質なヒロインと言ったものの、むつき潤さんのキャラデザがよすぎて、憎めない可愛さがあるんですよね。

全5巻という短さに、才能も情熱も青臭さも詰まっていて、最後のえも言われぬ爽快感に「読み返して正解だったな」と心底思いました。

バジーノイズ最終5巻の発売日

バジーノイズの最終巻となる第5巻は2020年1月30日に発売されました。

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