この記事では次にくるマンガ大賞2021Webマンガ部門で第2位に輝いたファンタジー漫画『ダンダダン2巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
都市伝説の中でもターボババアをチョイスする意外性に加えて、宇宙人と超能力が絡むバトル漫画。
ダンダダン2巻では巨大な蟹との全力鬼ごっこや、ターボババアとの一悶着が原因で、通称・悪皿とも呼ばれるアクロバティックさらさらとの対決が描かれています。
ダンダダン2巻のあらすじ
ネタバレ注意!ダンダダン2巻を読んだ感想
都市伝説のなかでも、ターボババアを選ぶセンス。
憑依したときの、キャラデザのカッコよさ。
戦闘描写の疾走感はたまりませんね。
ただ、ダンダダンの主人公もヒロインも、ある日突然、非日常に足を踏み入れてしまったので、他のバトル漫画みたいに、目標・目的みたいなものが、まだありません。
宇宙人の侵略や、悪霊や妖怪が徒党を組むみたいな展開が描かれるのか。
それとも、オカルンみたいに憑依された人間同士の戦いになるのか。
スタートダッシュには成功しましたが、走り続けられるかは、これからの展開次第だと思います。
さて、ダンダダン2巻は巨大な蟹と死ぬ気で鬼ごっこする話から物語が始まります。
なぜ蟹なのか?
あとがきでは、一説では死者の霊は三途の川を渡るために沢蟹の姿になるらしいと説明されています。
地縛霊となって、現世に留まっているなら。
関係ない話じゃね?って思ったけど。
そんなことよりも蟹の質感が凄くて興奮しました。
マジで、画力高いんですよね、このマンガ。
一応、これも心霊現象の部類らしく、他の人間には蟹の姿が見えていません。
ターボババアが憑依したオカルンは、容姿に変化がありますけど、これも他の人間には見えていないんですかね?って細かいところを気にしてしまうのは大人の悪い癖。
気だるげな俺様系のオカルンはカッコイイし、読者にも憑依状態が分かりやすくていいんですけど、服装が変化するのだけは気になってしまう。
ダンダダンの後半には、オカルトババアの一件が無事解決とはならず、オカルンの金玉が行方不明になってしまいました。
男にとっては一大事。
生命力の象徴が悪霊の手に渡れば最悪の事態に…。
オカルンの金玉を拾った外面美人・愛羅に付きまとうアクロバティックさらさらとの対決。
自分は初めて聞いたんですけど、2008年頃という最近の都市伝説らしいですね。
コート姿の2m以上の長身女性で、車や電車の前に急に現れたりして、事故を誘発するらしい。
有名すぎて使い古されてしまったものではなく、ちょっとマイナーな都市伝説を物語に組み込んでいるのが素晴らしいですね。
また、妖怪?化物?がイイ感じに気持ち悪くて、クセになる。
この件が終わったあとに、愛羅がどういう距離感になるのか、楽しみです。