⑥.九龍ジェネリックロマンス
九龍城砦はかつて香港に存在した巨大なスラム街のことを指します。東洋の魔窟で過去でノスタルジーを感じさせる『クーロン』とは真逆のイメージを持つ『ジェネリック』が並んでいる違和感の上に、『ロマンス』が乗っかっているんですよね。過去と未来と今が交差するこれほどまでに美しいタイトルに、私は読む前からこれは面白いヤツだと確信しました。
⑦.コワい話は≠くだけで。
なんといっても、中心にあるノットイコールの存在感ですよね。怪談収集してそれをマンガにするショートホラーやエッセイ的な作品なので、キくだけでを反転させてノットイコールのダブルミーニングにすることで、何が起こるんだという不安感を演出しています。そもそも音が使えない漫画とホラーは相性最悪。そのうえで、これほどまで怪談を上手く掛け合わせている漫画は他に無いので、ホラー漫画を探しているあなたに超おすすめですよ。
⑧.鍋に弾丸を受けながら
当記事を書こうと思ったときに真っ先に思い浮かんだのが『鍋に弾丸を受けながら』です。この感じでほぼノンフィクションのグルメエッセイ漫画なんです。ほぼクレイジージャーニーを視聴している面白さがあります。観光客向けの綺麗な料理じゃなくて、現地の人間の食事を体感しにいく内容をこれ以上ないほどうまく表現していますよね。超カッコイイです。
⑨.水は海に向かって流れる
寛大な心や時間が解決する様子を表現しているようで、諦めに似た諦観がそこにあって『静かにキレる人は怖い感覚』をうまくタイトルに落とし込んでいる凄い漫画です。昼ドラよりもドロドロしている設定なのに、登場人物が全員大人びているからまるで小雨が降り続いているような、淀みなく滑らかに進んでいくストーリーをぜひ味わってみてください。
⑩.メタモルフォーゼの縁側
変化や変身を意味するドイツ語のメタモルフォーゼに、おばあちゃんの家を想起させる縁側の組み合わせはめっちゃ素敵ですよね。大人になるとどうせても居心地のいい停滞を選んでしまうんですけど、自分の意志には関係しない時代の変化はあって。成長は若者の特権ように感じるけど実は誰にでもチャンスはあるんだと思わせてくれる素晴らしいタイトルです。
まとめ
以上、個人的にパッと思い浮かんだセンスいいなって感じたタイトルの漫画を紹介しました。10選には含めませんでしたが『チ。』『ミステリと言う勿れ』『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』『ドラゴン養ってください』『君と宇宙を歩くために』など、無限にあってキリがありません。
もしも10選のなかに、気になった漫画があればぜひ読んでみてくださいね!














