- Qドラゴンの胃でおやすみは面白い漫画でしたか?
- A
ファンタジーが好きならマストバイってくらい面白い漫画ですよ。英雄職である騎士団長が実はただの中間管理職であるっていう厳しい現実からの、ドラゴンの腹の中で突然の休暇を満喫するギャップがいいんですよね。健康第一って反面教師にしましょう。
国の象徴・民の憧れ「騎士団長」。しかしその役割は外面とは裏腹の中間管理職で、上司にコキ使われるだけのものであった。そんな「厄職」を背負い生きる誇り高き女騎士団長・リンナは、ある日の職務中に巨大なドラゴンに遭遇。国のため応戦するも、日々の激務の疲れがたたり、無惨にも食べられてしまった……。気が付くとそこはドラゴンの胃の中。そこでの出会いが彼女の人生を変える……!?
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『ドラゴンの胃でおやすみ』はどう面白い漫画なのか?

point①.スローライフの魅力はそのままにロマンに昇華させている
個人的にスローライフ系の漫画はもっと評価されていいと思うんですよね。
たしかにめっちゃ面白い!って友達におすすめしたくなるパワーは無いかもしれません。でも、自分の精神状態に左右されずに続きが読める温度感って、大人になってからマジでありがたい存在なんです。
まぁ、それは私が一般の方々よりもコンスタントに漫画を読んでいるからそう思うのであって、アニメを観て続きが気になった漫画しか読みませんみたいな人が、穏やかな日常を描くスローライフに魅力を感じるかと聞かれたら、難しいでしょうね。
私は好きなんだけど、あなたが面白いと思うかはわからない。それが今までのスローライフ系漫画の立ち位置だったんですけど、今回紹介するドラゴンの胃でおやすみは一味違うんですよ。
なにがスゴイって、スローライフの魅力はそのままに、ロマンを感じさせる内容になっているんです!
何を当たり前のことをって思ったでしょ?違うんですよ。スローライフってマジで活躍した後のセカンドキャリアみたいな感じで描かれがちなので、ビーフジャーキーみたいに余計な脂をそぎ落とした後なんですよ。ですから何かをするのは外部委託。他のキャラに任せるのが普通なんです。
そんななかでドラゴンの胃でおやすみの主人公・リンナは、突然の休暇に身を委ねながらも、ドラゴンの腹の中という未知のエリアでいつ死んでもおかしくない緊張感がずっとあるんです。いわばタイムリミットが存在しない脱出ゲームの途中。先が読めない面白さに読んでいてワクワクしました!
point②.騎士団長を中間管理職と称するリアリティがギャップを生む
ドラゴンの胃でおやすみの魅力は、第1話の冒頭部分に全部描かれています。ふつうなら英雄職として崇められるべき騎士団長という役職を『騎士団長は国の象徴で、民の憧れ。そんなのは上っ面だけの嘘っぱち。実際は上層部に使われるただの中間管理職だ』って説明しているんです。
この一文のちょっとしたリアリティで、私はドラゴンの胃でおやすみを好きになりました。大橋ユウ先生は分かっている。ファンタジーも結局、そこにいるのは普通の人間で、日常生活があるのだと。いわば味噌汁の出汁ですよ。基本をすっ飛ばして具材を豪華にしても意味がないって話です。
point③.腹の中の先住民であるアモンとの遭遇
しかもこの設定でちゃんと相方が用意されているのも嬉しい誤算でした。
てっきり騎士団長の脳筋ゴリ押しサバイバル生活だと思っていたから「俺は胃の中で半年暮らしてるんだ、アンタにはこれから地の利ってやつを思い知らせてやる」と話す、スローライフガチ勢のアモンとかいう謎の男がいるのもノンストレスで読める要因になっています。
ドラゴンが丸飲みした船を風呂にしたり、ドラゴンの血脈で農業したり、瓦礫の山から思いもよらないアイテムを発見したり、読者の想像をかきたてる描写が盛りだくさんなファンタジー漫画でした!
以上、ドラゴンの胃でおやすみの紹介でした!
スローライフ系の漫画が好きなあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでください!
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