例えば週刊少年ジャンプで連載されていたトリコとか、2021年に2期アニメが放送された異世界食堂など、ファンタジーな世界観とグルメが融合している漫画に凄く惹かれるんですよね。
さて、今回紹介する空挺ドラゴンズは、飛行船に乗って龍を捕らえる仕事をしている荒くれ者たちを描くファンタジー漫画なんですけど、登場人物が大人であるからこその魅力が詰まっています。
龍といっても一般的に想像する姿はしておらず、オリジナリティ溢れる造形なのが個人的にめっちゃ好きですし、捕龍船で一生懸命働く人たちの生き様に魅力を感じる漫画でした。
空挺ドラゴンズ1巻のあらすじ

希少な龍を求め、各国が空を目指してからおよそ半世紀。
飛行船『クィン・ザザ号』はいまでは数少ない現役の捕龍船だ。
龍を捕らえる目的は多々あるが、乗組員ミカの喜びは龍の肉を美味しく食べること!
上物を味わうべく、スリリングな空の旅がはじまる!
【ネタバレ注意】空挺ドラゴンズを読んだ感想と内容紹介

作者・桑原太矩が描いた漫画
魅力①.冒険譚ではなく龍捕りという架空の職業が描かれる
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は空挺ドラゴンズ!
なんか空挺ドラゴンズ+アニメで検索すると、評価がそこまでよくないっぽいから、原作漫画はそもそも面白いのかと、あなたは不安に感じているかもしれないんですけど、あれは3DCGがけっこう悪さしてると思うんです。
空挺ドラゴンズはそもそも絵だけで推せる作品で、それこそ自分は絵柄が綺麗な漫画10選に選出するくらい、読んでいて楽しい漫画なのに、なぜ3ⅮCGなのかとガッカリした記憶があります。
そんな話はさておき、空挺ドラゴンズは他のファンタジー漫画と同じように、激しい戦いや夢を語るようなアツい展開を期待すると「思ってたのと違う」となりかねない漫画です。
というのも主人公のミカを含めて、登場人物のほとんどがいい年齢の大人で、夢を追い求めるのではなく、現実を突き進んでいるからです。
飛行船に乗り込み、空に生きる龍を捕る。
それが龍捕りの仕事。
街に近づく龍を捕ることで災害を未然に防ぐとともに食料としても一級品だから、ヒーロー的な人気ある仕事かと思いきや、昔は囚人や荒くれ者の仕事だった過去があって、歓迎されていない複雑な事情が見え隠れしています。
魅力②.高い画力に惚れ惚れする漫画
主人公のミカは龍を食べることしか興味がないガサツな男で、自己中心的に見える場面もあるので苦手に感じる人も多そうな印象を受けました。
でも、龍を前にしたミカは危機的な状況でも笑顔を浮かべていて、まるで別人の格好良さなんです。
いっぽうで、対峙する龍は一般的に想像するような造形をしておらず、オリジナリティを感じます。
恐怖と同時に美しさを感じるような、桑原太矩先生の画力に惚れ惚れすること間違いありません。
仕事終わりに酒屋で騒ぐ男臭さもいいんですけど、空挺ドラゴンズでは女性たちの力強い生き様も素敵に描かれていて、二兎を得ている漫画と言えるでしょう。
クィンザザ号の乗組員それぞれの過去や信念。
そして、龍を恨む人間と意地のぶつかり合いが魅力的に描かれていきます。
ファンタジー漫画が好きなあなたにはもちろん、画力が高い漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
アニメの続きから漫画を読むなら何巻から?
2020年1月より放送されたアニメは第3巻の内容までが描かれたようなので、空挺ドラゴンズのアニメの続きから漫画を読むなら第4巻からの購読をおすすめします!
【最新刊】空挺ドラゴンズ18巻の発売日

- Q空挺ドラゴンズ18巻の発売日はいつですか?
- A
2024年9月6日に発売されました。
【無料】空挺ドラゴンズを試し読みする方法
空挺ドラゴンズは講談社が運営しているコミックDAYSで第17話まで無料で読めますよ!

最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。
