小学生のころ、図書館で漫画の面白さを知ってからというものの、大人になった今でも毎日のように色んなジャンルの作品を読み漁っています。
ここ10数年で名作と呼ばれる作品がいくつも世に放たれていますが、金色のガッシュ!!ほどのファンタジー漫画はほとんどありません。
想い入れがあるので、もちろん個人の主観にはなりますが、スラムダンクや鋼の錬金術師などのように、金色のガッシュ!!は世代を超えて読み継がれてほしい漫画のひとつです。
金色のガッシュ!!のあらすじ
ネタバレ注意!金色のガッシュを読んだ感想
作者・雷旬誠さんの漫画
王を決める戦いに参加する魔物と人間の強い絆
まずなによりも、魔界の王を決めるために、100名の魔物が人間と手を組み、最後の一組まで戦うという設定が秀逸なんですよね。
この時点で、出会いと別れ。
魔物と人間の友情や絆。
ライバルとの切磋琢磨。
感情を動かすような展開を想像できますし、実際に類を見ないキャラ立ちに優れた漫画になりました。
弱虫や間抜けなキャラが勇気を出す姿に感動する
金色のガッシュには本当に様々なキャラクターがいます。
誰とも手を組まず、慣れ合わない強者・ブラゴ。
チート級の強さが描かれたガッシュの双子の兄・ゼオン。
強さを追い求める漢の中の漢・バリーなど。
芯の通ったカッコよさ、風格があるキャラもたくさんいますけど。
ガッシュの仲間として戦ってくれたキャンチョメやモモン、キッドのように、臆病で優しく、お調子者で間抜けなキャラクターもたくさんいて……。
そんな彼らが大切な人を守るために、勇気を振り絞って敵に立ち向かう姿に、当時小学生だった自分は涙ながらに読んだ記憶があります。
当時はアニメもやっていたんですけど、キャンチョメのパートナーであるパルコ・フォルゴレのテーマソングや、チチをもげ!は今でも覚えています。
厨二心をくすぐる呪文のセンス
詠唱のカッコよさや美しさでいえば個人的にはBLEACHが一番なんですけど、金色のガッシュ!!のシンプルで語感の響きがいい呪文も好きなんですよね。
バオウ・ザケルガ。
チャージル・セシルドン。
ラオウ・ディバウレン。
ミコルオ・シン・ゼガルガなど。
ゲームに出てくるような呪文の使いまわしではないから、独自の世界観の構築の一役を担っています。
電子書籍が普及し、コロナ禍でおうち時間が増え、鬼滅や呪術ブームで漫画が爆発的に売れている今連載中だったら……なんて余計な想像をしてしまいますね。
読んでいてゾクゾクするようなバトル漫画。
大切な人を守るために戦う姿に痺れます。
まだ未読の方はもちろんのこと、懐かしさを感じている人にも超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください。
金色のガッシュ!!の後日譚が無料で読める
金色のガッシュが連載開始から20周年を迎えたとのことで、ガッシュが魔界に帰った後日譚が描かれる外伝が、各電子書籍サイトにて無料で読むことができます。