この記事では、このマンガがすごい2019で第11位に続いて、マンガ大賞2019でも第6位にランクインした探偵漫画『北北西に曇と往け3巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
2巻では慧の親友がアイスランドに訪れて観光一色となりました。
その続きとなる北北西に曇と往け3巻では、ミチタカの裏の顔や能力についても描かれていて、ゾクゾクするような内容が描かれています。
北北西に曇と往け3巻のあらすじ
ネタバレ注意!北北西に曇と往け3巻の感想と見どころ
和気あいあいとした雰囲気はどこへやら。
深刻な空気感が苦手な自分は、読むのをちょっとだけ後回しに。
ただ、本作の醍醐味はこの巻から存分に発揮されています。
久しぶりに探偵として働く慧の仕事内容は家出少年の捜索。
電気機器と会話できるという能力を駆使して慧は居場所を突き止めた。
男女が求めあっているような風紀が乱れた場所にいる少年。
なぜ彼が家出をしたのか。
そこには文化の壁を感じるような、セクシャリティについて考えさせられるような理由がありました。
家出少年を探しているときに知り合った少女・シグルーンから別の行方不明者の話を聞かされる慧。
行方不明のフレイヤという女性は怯えた表情。
自分では捨てられないからと携帯をシグルーンに預けた。
「あいつがみつけるかもしれない」
電源を入れずに隠してほしいと頼みます。
その後は会っていないと話すシグルーン。
携帯の電源を入れずともある程度の情報が分かってしまう慧ですが「気持ち悪いな。誰からだ?」と電源を入れて預かることにするのだが……繋がった相手は三知嵩でした。
三知嵩が純真無垢で透き通った瞳をみせるのは慧の前と、おそらく信用した相手だけ。
嘘をついたり、自分にすこしでも害があれば容赦しないタイプ。
3巻ではそのタチの悪さがよく出ていて、三知嵩の能力の凶悪さがにじみ出ていた。
殺さなくても殺せる。
外傷がなくても心臓は止めれる。
三知嵩の凶悪さに気づいたときに慧はどうするのか。
その前にリリヤが関わってきそうだが、何もないことを祈るばかり。
ヒリヒリするような雰囲気が漂ってきた北北西に曇と往けのこれからの展開が楽しみで仕方がない。