この記事では2022年1月よりドラマ化される漫画『ミステリと言う勿れ9巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
8巻ではライカさんの人格に関する情報や、整の過去のトラウマが明かされました。
その続きとなるミステリと言う勿れ9巻では、双子入れ替わり事件の裏でガロが謎多きカウンセラーに接近していたり、青砥巡査部長の娘さんが誘拐される激重な展開が描かれます。
ミステリと言う勿れ9巻のあらすじ
ネタバレ注意!ミステリと言う勿れ9巻を読んだ感想
ミステリと言う勿れ9巻は双子入れ替わり事件の謎解きから始まります。
双子の母親はふたご座で守護石であるアレキサンドライトをお守りにしているという…。
アレキ・サンド・ライト。
母親の出身地が岐阜県中津川市の実戸と書いて『さんと』と読むらしい。
双子の名前・実都子の『実都』をサント。
有紀子の『有紀』をアレキと読むなら。
そこから双子が入れ替わりをしていた真相に迫っていきます。
毎度のことながら、よくこういうギミックを思いつくなと感心すると同時に、若干のモヤモヤが残ったのがこの事件。
母親が幼い頃に事故で妹を死なせてしまうトラウマがあった。
自分以外に原因があると記憶の改竄がおこった。
入れ替わらせないと命が危ないと思い込んだ。
娘がある事件を目撃していた。
結果的に入れ替わっていたから娘さんたちは助かったんだけど…。
被害妄想と現実の問題をごっちゃにされると、読んでいて気持ち悪いってのが正直な感想です。
とはいえ、このエピソードが良かった部分もあって。
それは整の独り言が披露された後に、相手の話を聞いて、自分の意見を変えたこと。
彼の独り言は自分はどうなのか?と良くも悪くも考えるきっかけになるから好きなんだけど、積み重なると説教されているみたいで、どうしても重く感じます。
彼が意見を変えるパターンが描かれたことで、これは一個人の独り言なんだと再認識するキッカケになって良かったと思います。
双子の母親の記憶の改竄に手を貸したとされる人物に、ガロくんが迫っているようで、短い登場ながらこれからどうなるんだというワクワク感も凄かった。
さて、ミステリと言う勿れ9巻の後半では、青砥巡査部長の娘さんが誘拐される重大事件が描かれます。
2連続で子供がらみの事件はさすがに重い。
なぜ青砥巡査部長がエリートコースから外れたのか、その過去が明らかになるわけですが…。
正義感がありすぎて、視野が狭くなっている警察官は怖いものがありますね。
どんな人物が誘拐事件の犯人なのか。
その目的はなんなのか。
次の巻を楽しみに待ちたいと思います。
ミステリと言う勿れ10巻の発売日
ミステリと言う勿れ10巻は2021年12月10日に発売予定です。