どれだけデートで紳士的な振る舞いだったとしても、雰囲気でゴムを使わない方向に持っていこうとする男はただの遊び人なので、女性は気をつけて欲しいところ。
さて、今回紹介するあそこではたらくムスブさんは、大人の必需品であるゴムの製作会社で勤務しているクールなお姉さんがヒロインのラブコメ漫画です。
あそこではたらくムスブさんのあらすじ
【ネタバレ注意】あそこではたらくムスブさんを読んだ感想
作者・モリタイシさんの漫画
読者の想像をかきたてるタイプのラブコメ漫画
性に関する話はマジで扱いが難しいと思う。
知識として真面目に深堀しようとしても、異性に意見を伺う感じになると、言葉を少しでも間違えるとセクハラになりかねません。
刺激が強い描写を含んでいる漫画はたくさんあるのに、真面目なテーマを描いている漫画のほうが、違和感であったり、不快な言動が目に付くんですよね。
真面目な人の下ネタが空気を凍らせるみたいな。
意識すればするほど不自然になっていきます。
本作も恋愛が絡んでいるストーリーなので、慣れるまでは、主人公のなよなよした雰囲気がちょっとキツかった。
相手のことを知りたい気持ちはわかるけど、思考が透けて見えると引いてしまいます。
あと、セクハラ=男性から女性のパターンが分かりやすいだけで、ヒロインであるムスブさんも自然と逆セクハラしているんですよね。
本人も主人公も自覚していないけれど。
堂々としている男性主人公のほうが個人的に好みなので、クールビューティーなヒロインじゃなかったら、続きを読んでいなかったかもしれません。
タイトルから、刺激の強い漫画を想像する人もいるかと思いますが、本作はそういう作品ではありませんよ。
クールでピュアなムスブさんの仕事に関する発言に、主人公も読者もドキッとさせられて、妄想が膨らんでしまうみたいな、そういうタイプの漫画。
チラリズムの魅力にに通ずるものがあります。
職業として真面目にゴムの話が描かれている
そんな裏側が!みたいな知識を得れるわけじゃなくて、あくまで工場見学したような感覚。
商品のコンセプトやターゲット。
キャッチコピーを考える会議等。
当たり前だけど、どんな製品も大人たちが真剣につくっています。
ネタではなく、ガチで描いているのが読んでいて伝わるのは凄く良いところ。
ムスブさんも会議に出ているから当然意見を述べるんだけど、ヒロインのことを意識しまくっている主人公は、刺激の強い語句に悶々とさせられてます。
仕事熱心でクールなヒロイン。
だからこそ頬を赤らめるだけで、色気が凄いんですよね。
真面目なテーマとラブコメの絶妙なバランス。
ゴムが題材になっているだけあって、ヒロインに性的な魅力を感じながらも、ちゃんと大切にしたいと考える主人公の優しさは好印象でした。
ときに、雰囲気に流されないのも大切なんですよね。
読んでいて人気がある理由が分かりました。
1年に1冊というやや遅めな刊行ペースが、ピュアな社会人恋愛と相まって、じれったく感じます。
クール系ヒロインのラブコメやお仕事漫画が好きな人におすすめなので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
【最新刊】あそこではたらくムスブさん6巻の発売日
- Qあそこではたらくムスブさん6巻の発売日はいつですか?
- A
2023年12月12日発売です。
あそこではたらくムスブさんを無料で試し読みする方法
あそこではたらくムスブさんは小学館が刊行している漫画誌・ゲッサンで連載中なので、サンデーうぇぶりから無料で第3話まで試し読みできます。