メンタルが落ちているときは、不謹慎ながら、明日隕石が降ってきたらとか、バイオハザードみたいな世界になったらとか、妄想の世界に入りがち。
今回紹介するゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~は、ブラック企業に勤めていた反動で主人公がむしろ絶望的な状況に生を実感し、楽しんでいるポジティブな漫画になっています。
ゾン100のあらすじ
ゾンビ増殖でブラックな人生変わった!
汚部屋でゾンビ映画を観て「会社に比べりゃ天国だよな」とつぶやく男・天道輝(24)は、かなりのブラック企業に入社して3年目。
憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、いよいよ正常の向こう側に踏み込んでいた。
ある朝、管理人が住民を「食べて」いるのを皮切りに、街ではゾンビが増殖開始。
迫る死者たちに追われる輝が感じたのは……
ネタバレ注意!ゾン100を読んだ感想
原作・麻生羽呂と原画・高田康太郎の漫画
地獄のような日常が主人公にとっては天国に変わる
世界がゾンビだらけの地獄になることが、主人公・天道輝にとっては天国になる。
入社初日から完徹という地獄の始まりから3年。
輝が憧れている経理の鳳さんは、社長の愛人という夢も希望もない絶望の日々。
読み始めて早々に、NTR?BSS?が描かれていて、けっこうデカいダメージをくらいます。
もはやロボットのように会社で働く輝の日常は、ある日突然、世界にゾンビが溢れることで一変します……。
今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?
そのことに気づいた輝は、世界が悲鳴をあげているなかで全力で歓喜します。
「愛人だろうが関係ねぇ…3年分の想いを伝えずに後悔するくらいなら、ゾンビに食われたほうがマシだっ!」と今まで出来なかったことを実行していく。
ポジティブな主人公とスピード感が魅力的な漫画
ゾンビになるまえにしたい100のことはタイトル通り、凄くポジティブな作品でした。
昔の友人に再会したり。
生き残ろうとする人に出会ったり。
新しいロマンスが誕生するのかもしれない。
ゾンビの作品と言われると、どうしても頭の中ではバイオハザードを想像してしまうんですけど、ゾン100は独自の世界観が築き上げられていました。
スピード感がめちゃくちゃあるし。
ときにトラウマと向き合うような、シリアスな話を放り込んでくるし。
緩急がある漫画っていいですよね。
普段、SFとか終末世界系の漫画をあんまり読まないって人に、むしろ手に取ってほしい。
興味がある人はぜひ読んでみてください。
【最新刊】ゾン100 10巻の発売日
ゾンビになるまでにしたい100のこと10巻は2022年2月18日に発売です。
ゾン100を無料で試し読みする方法
ゾン100は小学館が刊行している漫画誌・サンデーGXで連載中なので、サンデーうぇぶりから第2話まで試し読み出来ます。


