【むねのうちには】持っている女性にしか理解できないコンプレックスが描かれる恋愛漫画

最近の漫画ではあんまり描かれないけど、バストサイズとか下着の色を聞いて興奮する定番の下ネタってあったと思うんですけども、自分は昔っからピンと来てなかったんですよね。

男性の自分には数字を聞いたところでよく分からんし、下着の色なんてそもそも選択肢が限られているやろって感じで、まじでマセガキ限定のしょうもない下ネタだったと思いますよ。

さて、今回紹介するむねのうちにはは、一見すると誰からも羨ましがられるような、持っている女性にしか理解できない苦悩や、大人の恋愛が描かれていく漫画です。

眼鏡をかけたヒロインが好きな私にはマストバイな作品ではあったんですけども、他人の悩みから学びを得れて、知見が広がる、若輩者のうちに読んでおいてよかったと思える漫画でした。

むねのうちには1巻のあらすじ

【ネタバレ注意】むねのうちにはを読んだ感想と内容紹介

作者・日坂水柯が描いた漫画

むねのうちにはの作者・日坂水柯ひさかみかさんは白衣のカノジョやすきなひとを描いていました。

他人のコンプレックスから学びを得られる良作漫画

今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はむねのうちには！

普通に生きてるだけで悩みは無限湧きするものなので、珍しくともなんともないんですけど、体質とか性格とか生活環境とか、時間が解決してくれない悩みに囚われるとしんどいですよね。

他人が変わるのを期待するのは時間の無駄。
自分が変わるしかないのは、それはそうなんだけど。
環境をガラリと変えるのは相当なコストとエネルギーが必要です。

褒めたつもりが逆に傷つけてしまったり、何気なくいった一言が違う意味に受け取られたり、言葉の制御には気をつけたいところですけども、それには他人の悩みを知る必要があります。

自分が今まで読んだ漫画では、あせとせっけんという作品が、汗っかきというコンプレックスと大人の恋愛をうまく組み合わせて描いていて、心に残っています。

読んでいて面白い！ってなるタイプの漫画ではないですけど、他人の痛みを知ることで得られる経験値みたいなものは、面白さに匹敵する価値のある魅力のひとつだと思いますよ。

持っている女性にしか理解できない苦悩が描かれる

むねのうちにはの登場人物は、両親がすでに他界したことで二人暮らしをしている社会人の兄・実みのると高校生の妹・と、亡き母が中学教員だった時代の教え子で、兄妹とも交流がある潤さんを中心に描かれています。

ある日、実が帰宅すると、なぜか潤さんが部屋で××な格好で涼んでいるとんでもない状況に遭遇します。

それは、杏が炎天下のなか歩いてきて汗だくになっている潤さんを気遣ったがゆえのハプニングでした。

杏が潤さんを自宅に招いていたの理由は、洋裁の仕事をしている潤さんに制服の仕立てを頼んでいたから。

実は妹が急激に太ってきてた原因は成長期だからと勘違いしていましたが……。

「高校生の頃、成長が著しくて制服も胸が入らないので大きいサイズを着ていたんですけど、体型にあってなくて太っていると勘違いされる…」

と、共通の悩みを持つ杏の気持ちを潤さんは代弁しています。
大きめの制服にすればお腹と胸のあいだに空間ができるうえに、白という膨張色で太って見える。

かといってピッタリの制服だと窮屈で。
「制服に限らず、きちんとした服ほどきちんと着られないです」
コンプレックスだったからこそ、現在は服飾系の仕事をしていると潤さんは話しています。

他人から見れば魅力や長所でも、持っているものにしか分からない悩みって必ず存在しますし、～なんだからいいじゃんみたいにプラスマイナスでお前の匙加減で物事を語るなって話ですよね。

眼鏡をかけているお姉さんがヒロインの漫画

そしてむねのうちにはは、大人な恋愛要素というもうひとつの魅力をあわせもっているわけなんですけども、ヒロインが眼鏡のお姉さんという超俺得な漫画でした。

眼鏡をかけたヒロインの何が素敵なのかって、語ろうもんなら長くなるので端的にまとめますけど、口調も容姿も大人のお姉さんって感じでグッとくるんですよね。

眼鏡っ娘好きには、潤さんなんてまさにど真ん中ストレートのヒロインなわけで、眼福でした。

眼鏡をかけたヒロインが好きなあなたにはもちろん、人間ドラマや恋愛漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください！

【最新刊】むねのうちには2巻の発売日

【無料】むねのうちにはを試し読みする方法

むねのうちにはは幻冬舎が運営しているcomicブーストで第3話まで無料で読めますよ！

最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ！って漫画を紹介したいと思います。