2024年注目の新作漫画

【2024年10月】最近の漫画は本当に高いのか値段の推移を調べたら現実逃避したくなった話

最近の漫画は高いと嘆く画像
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最近の漫画は高すぎる!(楽天のCM風)

という冗談はさておき、なにげなくTwitterを眺めていたら、おそらくカグラバチの裏表紙の写真で、1巻ごとに値段が上がっていくのを嘆いているポストをみかけたんですよね。

で、実際に自分が持っている漫画を調べてみたら、税込み572円。
……500円代に突入したのは気づいていたんですけど、いつの間にか600円代間近じゃんって驚きました。

たしかに自分は、いつも本屋で数冊をまとめて購入するんですけど、思ってたより高いな……みたいな自分の脳内計算と実際の代金のズレが生じることが増えてきたのは気づいていました。

さて、この記事では2024年10月現在、連載されている少年・青年漫画をもとに、価格の推移やざっくりとした漫画の平均価格を再確認していこうと思います。

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そもそも漫画1冊の単価は本当に高いのか?

Q
漫画の値段って高いと思いますか?
A

安いとは思わないけど、高すぎるとも思わない。

は、何言ってんだ、ぶっ〇すぞ。
と思った方、ちょっと待ってください。
これ、簡単そうに見えてマジで難しい質問なんですよ。

単品の値段は妥当だけどまとめ買いは割高に感じる

例えば、漫画1冊600円って考えたら、作者の労力とか想像してまぁそんなもんなよな、むしろ今までが安かったって納得できるけど、シリーズ全体で20冊「合計1万2千円」って考えるとシンプルにコスパ悪って思います。

漫画の評価ってマジで難しくて「連載中」に人気のある漫画を「完結後」におすすめできるとは限りません。

そこはやっぱり値段がネックになっていますよね。

1巻から順番に追いかけているのを月額払いと考えたら安く感じるし、最新刊までを一括払いと考えるとめちゃくちゃ高く感じるし、購入するタイミングによってランチとディナーくらい金銭感覚の違いが発生します。

アニメなら月額2千円程でたくさん見れるって考えると、コスパの悪い趣味感は漫画好きとしても否定できません。

電子書籍やWebマンガサイトのお得感は高まっている

だがしかし、それは完全に紙書籍派の話で。
電子書籍を含めると、またちょっと話の風向きが変わります。

最近の電子書籍はマジでポイント還元率やセール・キャンペーンの頻度が高いし、各出版社のWebマンガサイトもラインナップが充実しているしで、以前よりもお得に漫画を読んでいる感覚は強いんですよ。

ね?漫画は安くはないけど、高すぎることは無いって微妙な感覚、わかりますでしょ?

漫画が高くなっている外的要因について

Twitterで『漫画 高くなった』で検索してみると、子供の頃はジャンプコミックが400円くらいで買えたなんて投稿もちらほら見受けられますけども、あなたの子供時代はどうだったか覚えていますか?

現在、アラサーの自分の子供時代は430円前後だったと記憶しているんですけど、残念ながら子供のお小遣いのワンコインで買えたのは遠い過去の話となりました。

10年前と比較すると消費税が増加している

そもそもの話、みんな忘れがちですけど、少年漫画が500円程度まで跳ね上がった一番の要因にして、漫画が高いと感じる原因は消費税が10%になったことだと思いますよ。

だって、自分が子供の頃は5%だったのに、今は10%。
40代後半から50代の方々なんて、0から10%を経験しているわけですから、そりゃあ高く感じますって。

もし仮に消費税が無ければ、今の漫画は50円以上安く買えるのにって、嘆かわしい限りですよ。

日本社会全体の物価上昇や世界情勢の影響

という外的要因を抜きにしても、漫画の本体価格が上がっている事実は消えませんけども、これもまぁ悲しいことにそういう世界情勢や物価上昇が理由だし、仕方が無いと受け入れざるを得ませんよね。

日本全体の物価がなんでもかんでも上がっている状況ですし、作家や出版社の必要経費が上がれば、その商品である漫画が値上がるのも必然とも言えるんで、うーんって感じですよね。

漫画の値段推移から平均価格について

参考漫画は自分が所持している中で適当に選びました。
計算が間違っている可能性があるので、参考程度の目安だと思ってください。

少年漫画の価格の推移とおおよその値段

2024.10月時点連載中単行本1巻最新刊
カグラバチ税込み550円第4巻594円(44円増)
鵺の陰陽師税込み528円第6巻572円(44円増)
カッコウの許嫁税込み495円第24巻550円(55円増)
僕の心のヤバイやつ税込み488円第10巻550円(77円増)
ウィッチウォッチ税込み484円第18巻572円(88円増)
逃げ上手の若君税込み484円第17巻572円(88円増)
あかね噺税込み484円第14巻572円(88円増)
スパイファミリー税込み528円第14巻616円(88円増)
葬送のフリーレン税込み499円第13巻594円(95円増)
黄泉のツガイ税込み489円第8巻589円(100円増)

ざっくりと書き出してみましたけど、まず2024年にアニメ化されて話題になった逃げ上手の若君に注目してみると、第1巻の発売日は2021年7月4日なので、その頃のジャンプコミックスは484円だったことが分かります。

どこから鵺の陰陽師の第1巻と同じ528円に変わるのかというと、逃げ上手の若君第8巻が発売された2022年11月4日で価格が切り替わっていることが確認できたので、だいたいこの辺り。

で、そこから今の572円に値上げされたのが、逃げ上手の若君第16巻が発売された2024年7月4日。

カグラバチの場合は収録話数が1話分多いことによる価格上昇とのことですけども、2018年以降は毎年のように値上げしているので、近いうちにこの価格になってもおかしくないと思います。

さらに、2024年10月4日に発売されたカグラバチ4巻が594円になっているのを考えると、今後は500円から600円に修正して脳内計算する必要がありそうです。

青年漫画の価格の推移とおおよその値段

2024.10月時点連載中単行本1巻最新刊
COSMOS税込み715円第4巻759円(44円増)
北北西に曇と往け税込み734円(8%)第7巻792円(58円増)
これ描いて死ね税込み820円第6巻880円(60円増)
女の園の星税込み748円第4巻836円(88円増)
推しの子税込み693円第15巻792円(99円増)
その着せ替え人形が恋をする税込み616円第13巻730円(114円増)
舞妓さんちのまかないさん税込み648円(8%)第27巻770円(122円増)
明日ちゃんのセーラー服税込み648円(8%)第14巻792円(144円増)
薬屋のひとりごと税込み606円(8%)第14巻770円(154円増)
ぐらんぶる税込み637円(8%)第23巻836円(199円増)

こちらは青年漫画の価格推移になるんですけど、2024年に第2期アニメの制作が決定となったぐらんぶるに注目すると、第1巻の発売日2014年11月7日より価格は約200円増加とのことで、すごいですよね。

この中で一番連載開始が直近の漫画、COSMOSが2023年11月17日に単行本第1巻が発売され、2024年9月の第4巻では44円値段が上がっていますから、2024年の価格推移はなかなか厳しいものを感じます。

青年漫画は今まで750円で脳内計算していたんですけど、これからは800円で計算する必要がありそうです。

まとめ

いやー、数字に出して直視すると、マジで漫画が高くなった現実を見せつけられて、くらくらきますね。

自分が想像していた以上に漫画が値上がりしていて、これは脳内計算とズレが生じるはずですよ。

今まで少年漫画は500円、青年漫画は750円で計算していたところ、これからは少年漫画は600円、青年漫画は800円で脳内計算しないといけないなんて……。

これ以上、値上げしないのを願うばかりです。
まぁ、無理だと思うので、購読する漫画を厳選していくしかなさそうですね。

その他の商品紹介は【ゴマロク】でしているので、そちらもあわせてご覧ください。
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