この記事では累計63万部を突破した大人気異世界ファンタジー漫画『図書館の大魔術師5巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
4巻では司書見習いとしての生活が始まったシオがセドナと再会を果たす場面が描かれました。
その続きとなる図書館の大魔術師5巻では、男女差における職業選択の不自由さや差別思想など濃密な思考と、総代候補のひとりであるテイとの出会いが描かれています。
図書館の大魔術師5巻のあらすじ
ネタバレ注意!図書館の大魔術師5巻を読んだ感想
漫画賞に対する不満を一つあげるとすれば、図書館の大魔術師がランクインしていないことでしょう。
ジャンプやマガジン、サンデーなどの週刊誌系のコミックスのほうが売れている理由はわかる。
単行本の発売間隔も早いし。
アニメ化する漫画も多い。
話題性という点でも週刊連載している漫画のほうが優れている。
しかし、漫画賞なんだから純粋な中身だけで評価しろよ!
って感じることが結構あるんですよね。
みんな推している漫画のひとつやふたつあると思いますが「なんでこれがあれより評価されていない」
と納得いかないことってありますよね。
自分にとっては図書館の大魔術師がまさにそれ。
さて、話がそれてしまいましたが。
図書館の大魔術師5巻が1年ぶりに発売されました。
できれば10ヶ月に1冊は出してほしいところですが。
4巻ではセドナとの再会を果たしましたけど、司書見習いの日常が劇的に変わるわけではありません。
日々研鑽を続ける中で、同期との関係性が少し変化していく程度。
今回は裏表紙にも描かれているラコタ族のアヤ。
司書試験主席の実力者。
勉学で圧勝していても運動能力で劣っているシオにライバル心を覗かせています。
カフナは女性比率が圧倒的に高い職業。
女性優位な職業と勘違いしてしまいますが。
アヤは憧れからではなく。
自分の価値を証明するためにカフナを目指したといいます。
そもそも職業選択において女性に自由は無く。
数少ない野心を発揮できる場に人が集まるのは至極当然。
現実においても通じるものがあって。
視点をズラして考える必要性とか。
自分はどうなのかと結構考えさせられるエピソードでした。
差別的な思考にも、毅然とした態度を示す先生や、仲間のカッコよさが魅力的に描かれていました。
シオは怒りを露にするのではなく。
相手の価値観の本質に目を向けようとします。
言葉を大切にしているから。
自分は図書館の大魔術師が好きなんですよね。
5巻の後半では表紙に描かれているシンシア=ロウ=テイという少女が登場します。
濃すぎるマナは人体に有毒。
規格外のマナを持つテイはその影響で普通の生活ができなかったといいます。
総代候補のひとりである彼女と。
特殊なハーフであるシオが出会った影響が、これからどう描かれるのか…。
英雄職であるカフナといえども。
人間としての感情は当然あって……。
水面下で各々の思惑が動いているようなピリっとした雰囲気。
めちゃくちゃ続きが気になります。
図書館の大魔術師6巻の発売日
図書館の大魔術師6巻は2022年6月7日に発売です。