【舞妓さんちのまかないさん】知られざる魅惑の職業と素朴で美しい料理が描かれるお仕事グルメ漫画

世界的な観光地として認知されている京都では、舞妓変身というサービスが流行し、見かける舞妓のほとんどが観光客だと言われているんですけど、本物はどこで何をしているんでしょうか。

さて、今回紹介する舞妓さんちのまかないさんは、舞妓を目指す少女たちを支える裏方である、まかないさんとして働く少女の素朴で美しい手料理や、知られざる舞妓の日常が描かれるお仕事漫画。

艶感のある料理の描き方が食欲をそそるし、舞妓というお仕事が知的好奇心をくすぐるのに加えて、夢や目標に向き合う若者の姿勢や幼馴染同士の恋模様など人間ドラマとしても楽しめる漫画でした！

舞妓さんちのまかないさんのあらすじ

舞妓さんちのまかないさんを読んだ感想と内容紹介

作者・小山愛子が描いた漫画

魅力①.舞妓さんの知られざる日常や苦悩が描かれる

今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は舞妓さんちのまかないさん！

既刊25巻以上を超えているので、金額換算すると2万円近く？ポイント割引でも1万数千円するので、ぶっちゃけ今から一気読みを推奨するのは難しい長編漫画なんですけど……。

第65回（2019年度）小学館漫画賞少年向け部門で受賞し、さらには2021年にNHKでアニメ化されたり、2023年にはNetflixでドラマ化されるなど、ストーリーのクオリティは保証されています。

漫画ってやっぱり一番面白いのは、新鮮味のある3巻くらいまで。
どんなに奇抜な設定でも、完結してから一気読みするとかしない限り、途中で慣れてしまいますよね。

その点、舞妓さんちのまかないさんは物語の起伏がちゃんと用意されていて、ゆるっとした雰囲気とピリッとした緊張感をうまく使い分けているので、飽きずに読み続けられています。

今の時代、ファンタジーやバトル漫画はともかく、日常系漫画でこれだけ長く続いているのは本当に凄いですよ。

仕事を終えた舞妓さんたちは、屋形と呼ばれる家に帰って普通の女の子に戻る。

四人一部屋の共同生活では、自分のプリンを誰が食べたのかと、くだらないことでもめることも日常茶飯事で、その姿は普通の女の子と変わりません。

ただ、そこのコンビニに普通に売ってるという何気ない言葉から「この髪じゃコンビニ入れへんの知ってまっしゃんか。うち、あと四日は解けへんのんどすえ」と、舞妓さんにしか分からない苦悩が随所に描かれています。

こういう知らない世界を知れるのが、知的好奇心をくすぐられて、読んでいて純粋に楽しいですよね。

魅力②.若者の成長や恋模様などの人間ドラマが色濃く描かれる

舞妓を目指して幼馴染と一緒に青森から上京するも、マイペースな性格があまりにも向いて無さすぎて夢破れたキヨさんは、なんやかんやあってまかないさんとして働くことになる。

夢を追い続ける幼馴染を裏方として支えるキヨさん。
二人の夢を背負って頑張り続ける幼馴染のスーちゃん。
その二人の関係性はきらら系百合漫画のように尊くて素敵。

二人にはもう一人、青森で野球を頑張っている幼馴染の少年・ケンタがいるんですけど、中盤以降に彼の存在がマジでいいスパイスとなって、物語にいい風を吹き込んでくれます。

もちろん、三人男女がいれば何も無いわけがなく。
でも、何かが起こるわけもなく……。
読者は三人の関係性にハラハラドキドキしながら物語を読み進めることになります。

魅力③.郷土料理と家庭料理を中心に描かれている

もちろん、まかないさんとして働いているキヨさんの料理はどれも美味しそうで、土台がしっかりしているからこそ、他の良さが光っているんですよね。

キヨさんの出身である青森の郷土料理、もしくは普通の家庭に出てきそうな料理が多く登場するんですけど、小山愛子さんが描く料理の艶感がたまらなく美味しそうで、読んでいてお腹が空いてきますよ。

グルメ漫画やお仕事漫画が好きなあなたにはもちろん、人間ドラマが魅力の漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください！

【最新刊】舞妓さんちのまかないさん28巻の発売日

【無料】舞妓さんちのまかないさんを試し読みする方法

舞妓さんちのまかないさんは小学館が運営しているサンデーうぇぶりで第3話まで無料で読めますよ！

最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ！って漫画を紹介したいと思います。