漫画にランキングをつけるのは無粋だよね?
あれもこれも面白いよねでいいじゃん。
図書館の大魔術師を読むまではそう思っていました。
今回紹介する図書館の大魔術師は、カフナと呼ばれる司書が主役の王道異世界ファンタジー漫画。
勇者や騎士と同じような、英雄的職業である司書。
そんな彼女らが本を護るために活動する冒険譚なんです。
画力も、ストーリーも、セリフも、全てがハイレベル。
情報量にぶん殴られる漫画が好きなら絶対読むべきです。
私は普段、こんなに強い言葉で漫画を紹介しません。
図書館の大魔術師はそれだけ自信を持っておすすめできます。
✔ファンタジー漫画好き必読!
✔小説みたいな読後感を堪能したい!
✔何度も読み返せる漫画を知りたい!
「ちょっと気になる…」と思ったそこのあなた!
うずうずしているなら、私が背中を押してあげます!
今すぐ『図書館の大魔術師』をチェックしましょう。
図書館の大魔術師のあらすじと作品概要
アムンという小さな村に暮らす耳長の少年・シオ=フミス。
彼は本が大好きでしたが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使わせてもらえません。
そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見ています。
ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会います。
この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えるのです。
孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!
図書館の大魔術師の出版社や連載先は?
図書館の大魔術師は講談社が刊行しているgood!アフタヌーン連載です。
泉光先生の過去作品は?
泉光先生はジャンプSQで現在休載中の7thGARDENや、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らないのコミカライズを担当していました。
図書館の大魔術師の最新刊の発売日はいつ?
図書館の大魔術師は第9巻まで発売されています。
最新第10巻は2026年4月以降になると予想します。
【ネタバレ注意】図書館の大魔術師を読んだ感想と内容は?

魅力①.原作の風のカフナが存在しない驚きの仕掛け
自分でもよくない思考だなとわかっています。
それでも、図書館の大魔術師が選ばれないマンガ賞になんの価値があるんだと過激派になりそうです。
ノミネートはされるんですけど、なかなかね。
おそらくジャンプ連載だったら……。
これ以上はやめておきましょう。
それくらい私は図書館の大魔術師を推しています。
第1巻の読後の衝撃そのままに原作小説を探したあの日。
表紙にはたしかに『原作・風のカフナ、著者・ソフィ=シュイム』と書いてありました。
その時点で、小説家になろうやカクヨムではありません。
ライトノベル、もしくは海外小説の翻訳版。
どちらかが売っているだろうと思って探してみたけれど全然見つかりません。
書籍には、最後のほうに発行者や印刷所などの権利欄が存在します。
原作者の名前も、普通だったらそこに存在します。
図書館の大魔術師は泉光先生の名前以外記載されていません。
どうやら風のカフナは架空の小説のようです。
しかも、ソフィ=シュイムというキャラが登場します。
表紙に隠された遊び心が、どう物語に影響するのか?
ワクワクが止まらないんですよ。
魅力②.司書が主役の冒険譚という斬新な設定
図書館の大魔術師の主人公は幼少期に差別を受けていました。
誰でも使用できる図書館の立ち入りを拒否。
この世界観において、困難な環境で生活していました。
その状況を良しとしないのが、英雄的職業であるカフナです。
火事・泥棒・害獣、そして戦争。
あらゆる敵から書物を護るために活動している存在です。
ファンタジーにおいて魔導書は必須アイテム。
もはや友達といっても過言じゃありません。
それを守る存在を主役にする着眼点が面白いですよね。
図書館の大魔術師第1巻では、弱虫な少年である主人公が、セドナというカフナに出会うことで変わっていく壮大なプロローグが描かれていくわけです。
主人公が特別な存在である片鱗を描きながら。
周囲の力量に圧倒され、そこからどう成長するのか?
少年漫画をなぞらえた王道なストーリー構成で圧倒されるから、この漫画は本物なんです。
魅力③.世界観通りに力強い言葉の数々
さすが、本を題材にしている漫画です。
「振る舞いとは思考から始まる。思考は次に言葉に変わり言葉は行動に、行動は習慣に、習慣は性格に、性格はやがて運命に変わる」
そんな感じでカッコイイ言葉が随所にみられます。
個人的には「物語の主人公はいつだって他の人とは違う。それってすごく特別でカッコいいことだと思うけど?」や「この日この時が運命だった。そのほうがずっと素敵だろ?」というセドナの言葉がめちゃくちゃ好きで、見事にハマってしまいました。
お察しの通り、文字数はかなり多いです。
情報量が多いので、私は何回も読み返しています。
ハンターハンターやワンピースで鍛えられている私は平気です。
正直、何でこれが漫画賞を獲得できないのか不思議。
水面下で物事が動いているような静かなストーリー構成。
図書館の大魔術師はまるで小説を読んだ後みたいな心地いい充実感を得られる漫画でした。
興味があるならぜひ読んでくださいね!
図書館の大魔術師の評価や口コミを調査しました!
2025年10月19日時点でAmazonレビュー数が3200を突破。
星5が82%、星4が11%と世間的にも高い評価を得ています。
SNSを巡回していても「全てにおいてレベルが高すぎる」「イラスト集並みの作画クオリティ」「文字いっぱいでぶん殴ってくるけど好き」など、概ね私の感想と同意見が溢れていました。
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図書館の大魔術師が気になっているあなたにおすすめ漫画
図書館の大魔術師を無料もしくはお得に読む方法
図書館の大魔術師は講談社が運営しているマガポケで第4話まで完全無料、第9話②までTicket機能で無料、それ以降は有料になります。
また、既刊10巻未満の漫画なので、各電子書籍サイトで2巻まで無料で読めることが多いです。




