嘘か本当か分からない、理解の範疇を超えている話の面白さやワクワク感は最高だ。
今回紹介する怪異と乙女と神隠しは、都市伝説や怪異など、この世のモノではない不思議との遭遇を描いていて、現実と虚構をミステリーちっくなストーリーに組み立てるのがうまい漫画。
そのうえヒロインである緒川菫子こと、ムチムチ陥没××太眉お姉さんの魅力が凄いことになっている漫画だった(オトコは黙って表紙買い)。
怪異と乙女と神隠しのあらすじ
若返りの怪異、“月読の変若水をちみず”
絶対に声に出してはいけない“異界の歌”
知らない本がいつの間にか書棚に並ぶ“逆万引きの本”
神隠しの実録ルポタージュ“仙境異聞”…
首都圏のとある中心駅、しがない小説家の卵・緒川董子すみれこと、童顔糸目の書店員・化野あだしの蓮のコンビがこの町にあふれる数々の怪異に挑む。
その先で2人を待つものは……?
ネタバレ注意!怪異と乙女と神隠しを読んだ感想
作者・ぬじまさんの漫画
怪異と乙女と神隠しの作者・ぬじまさんは、歌うヘッドフォン娘や虎子あんまり壊しちゃだめだよという漫画を描いていました。
都市伝説や少し不思議な話が好きな人にオススメの漫画
本作は作家でありながら書店員としても働いている緒川董子が、とある出来事をきっかけに、非日常と遭遇することになるという話から始まる。
ある日、董子が職場で手に入れた本は“逆万引きの本”というもので、いつ・誰が・なんのために・どうやって置いたのかわからない、増えていたもの。
その正体は呪歌が含まれている万葉集で、董子はそれを口に出して読んでしまったことで、若返りの力を手にしてしまう。
もちろんそれは肉体的な負担が大きく、死に関わるもので、それを助けてくれるのが同僚の化野蓮という青年で、彼はいったい何者なのか?都市伝説や怪異との関わりは?という部分が物語の肝になってくる。
普段は糸目で優男風な蓮が、開眼したときのカッコよさや、董子さんに軽口をいう二人の関係性、そして妹に見せる兄の姿など、ギャップもまた魅力になっている。
フェチを刺激する描写が豊富な漫画
28歳の巨乳お姉さんのムチムチ感、太眉と泣き黒子、若返りの力で色々とコントロールできて、という董子さんのヒロインとしての魅力がとんでもないことは言うまでもないんだけど、連の妹である乙ちゃんの黒髪ロングのお嬢様感もまた良い。
読む前に期待していたホラーとしての怖さは正直物足りなかったんだけど、それを補って余りあるキャラクターの魅力と、フェチを刺激するぬじまさんの絵柄。
1巻の終わり方はなかなか強烈で、続きを早く読みたいと思わせるには十分すぎる描写。
次にくるマンガ大賞2020にもノミネートされた本作に興味がある人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
怪異と乙女と神隠し(最新刊)4巻の発売日
怪異と乙女と神隠し4巻は2021年12月10日に発売予定です。
怪異と乙女と神隠しを無料で試し読みする方法
怪異と乙女と神隠しは小学館が運営しているWEBマンガサイト・やわらかスピリッツで連載中なので、無料で第2話まで試し読みできます。


