宇宙を冒険するっていうと楽しそうなんだけど、専門用語が多かったり、ロボットでひたすら戦っている印象があって、どちらかといえばSF漫画は苦手なジャンル。
今回紹介する大ダークも、絵柄も雰囲気も暗くて重い感じに違いはないんだけど、主人公が全宇宙で狙われている存在で超スリリングなストーリーであるはずなのに、キャラクターが陽気で読んでいて楽しい漫画でした。
表紙が紙ではなくて、プラスチックのクリアカバーという特殊な仕様になっているところも魅力です。
大ダークのあらすじ
【ネタバレ注意】大ダークを読んだ感想
作者・林田球さんの漫画
大ダークの作者・林田球さんは、2020年1月にアニメ化されたドロヘドロという漫画を描いていました。
全宇宙に狙われている男・ザハ=サンコ
重い世界観があまり得意じゃないので、普段は手に取らないタイプの漫画なんだけど、クリアカバーという珍しい表紙に惹かれて気づけば購入していた。
本作の主人公・ザハ=サンコは「この男の骨を手に入れればどんな望みも叶うらしい」と噂され、全宇宙の悪党たちから狙われている存在。
ザハ=サンコは闇のニーモツと闇の皮という、ネーミングセンスが独特のアイテムを所有している。
闇のニーモツことアバキアンは、普段はリュックサックみたいな形状をしているけれど、ヒト型になれるうえに知能を持っていて、行動を共にする相棒みたいな存在。
闇の皮はザハ=サンコをガイコツ姿に変身させる力を持っている武器アイテム。
まるでダークヒーローのように変身して戦う主人公が、とにかく魅力的な漫画になっている。
てっきりシリアスな場面が多いものだと思っていたら、ネーミングセンスや、ザハ=サンコの陽気さに思わず笑ってしまう……不思議な世界観をしている漫画だった。
自由を求めるために戦う宇宙放浪記
ザハ=サンコとアバキアンは、自分たちを追われる身となる運命にしたのはどこの誰で、どんな目的なのか、そして「何者にしろ…そいつを殺して、ぼくは自由になる」という意思のもと、広大な宇宙を放浪している。
絵柄とか雰囲気は重めなんだけど、グロ注意かっていうとそれほどでもない。
ドロヘドロを読んだことある人はもちろんのこと、SF漫画が好きな人に超オススメなので、興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【最新刊】大ダーク7巻の発売日
- Q大ダーク7巻の発売日はいつですか?
- A
2024年1月12日発売予定です。
【無料】大ダークを試し読みする方法
小学館が刊行している漫画誌・月刊少年サンデー(ゲッサン)で連載中なので、公式サイトより無料で第1話を試し読みできます。