この記事では2022年7月よりアニメ化が決定している吸血鬼漫画『よふかしのうた10巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
9巻では探偵さんが吸血鬼への復讐を開始するハロウィンの夜が描かれました。
その続きとなる、よふかしのうた10巻では、探偵さんこと鶯アンコの計画の全貌や、コウが吸血鬼の入り口に立つ瞬間など、事態を収拾する説明や言葉が面白い一冊になっています。
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よふかしのうた10巻のあらすじ
ネタバレ注意!よふかしのうた10巻を読んだ感想
まぁね、探偵さんに殺意が無いのは分かっていましたよ。
もちろん闇落ちというか、覚悟を決めて復讐を試みるパターンも想像はできますけど、それは父親を吸血鬼にした張本人に向けられるべきで。
鶯アンコ対ナズナの構図なら、八つ当たりにしかなりませんからね。
長年募らせた復讐心がその程度なのかといえば、決してそんなことはなくて……。
鶯アンコはナズナに自分を殺させることによって、吸血鬼という存在の痕跡をこの世に残し、夜に人が出歩かなくなることで、餓死させる狙いがありました。
それが無謀であり、現実的ではないことも本人は分かっていて、夜は静かなほうがいいと語る鶯アンコの姿は凄く印象的でした。
意固地になり、復讐に費やした10年間。
成功体験を積み上げる貴重な時間を無駄にしたと嘆く鶯アンコに、40歳まではお姉さんだと思っていますと励ますコウに、同意見すぎて笑いました。
ストリーマーの配信とか視聴していると、まだアラサーなのにおじさん、おばさんイジリしている人が結構いて、引いちゃうんですよね。
50代後半までをおじさん・おばさんって呼ぶのは、どう考えても幅が広すぎるし、吐き捨てた言葉はわずか数年で自分に返ってくるのにね。
で、なんやかんやあってコウは死にかけるんですけど、その傷は綺麗さっぱり塞がります。
コウが吸血鬼になったのではなく、なりかけただけ。
鶯アンコの「私は世の中の恋愛のほとんどは勘違いや遊びだと思っている」という感情についての説明にも、これまた共感できるし、興味深い内容でした。
次からは、そもそも鶯アンコの父親を吸血鬼にしたのは誰で、その目的は?という話に繋がります。
騒がしい夜がまだまだ続きそうで、楽しみですね。
よふかしのうた11巻の発売日
よふかしのうた11巻は2022年6月17日に発売です。