スポーツとか特にそうなんだけど。
自分に才能が無いと、プロにはなれないと自覚する瞬間があっても、これまで努力し続けてきた時間と、わずかな期待があるからキッパリやめるのって難しいんですよね。
今回紹介する杖と剣のウィストリアは、魔法学院に在籍しているけれど、まったく魔法の才能が無い主人公が、過去の約束を果たすために戦士としての才能で頂きを目指す漫画です。
杖と剣のウィストリアのあらすじ
【ネタバレ注意】杖と剣のウィストリアを読んだ感想
原作者・大森藤ノさんの漫画
テンプレを自分のものにする力がある漫画
なんかの漫画の記事にも書いたことがあるんですけど、テンプレな展開って、なろう系とか異世界転生が好きな人にとっては、別に悪いことではありません。
なぜなら、そのテンプレを楽しんでいるから。
なんでなろう系が『似たようなストーリー展開』が多いのに人気か続いているのかといえば、テンプレを大事にしながらも、話の肝となる設定で違いをちゃんと作っているからです。
じゃあ、杖と剣のウィストリアはどうなのか。
漫画とかラノベを読み慣れている人には「あーそういうキャラね」ってやつが出てくるし、落ちこぼれ系とか、俺Tsueeee系主人公にありがちな展開だし……。
読む人は間違いなく選ぶと思います。
ただ、これがまた読んでいて楽しいんですよね。
自分は表紙で購入を選ぶ人間なので、最初は買うかどうか迷っていたんですけど、蓋を開けてみればめちゃくちゃ絵が綺麗で、戦闘描写の躍動感が凄いんですよ。
巻数が増していくごとに、独自の世界観が構築されていくと思うんですけど、そうなったら勝ちです。
魔法至上主義という世界観と空の上に敵がいるという設定
杖と剣のウィストリアは、魔法至上主義な世界観。
魔法が使えない主人公・ウィルは冷遇されています。
こういう漫画にいる偉そうなキャラって「お前にそんな権利ないやろ?」ってくらい上から目線で腹立ちますよね。
ウィルは魔法が使えないので、ダンジョンに潜って、その成果によって単位をまかなっています。
魔法は使えないけれど、戦士としては超優秀なウィル。
そんな彼は幼いころの約束を果たすために、現状から逃げることなく抗い続けています。
かつて世界を侵略者から救ったのは5人の魔法使い。
至高の五杖は魔法使いにとって憧れの称号。
ウィルの幼馴染は頂に到達する本物の才能を持っていて、いつの日かウィルが自分に追い付いてくるのを待ち続けています。
ダンまちの大森藤ノさんが原作を担当しているだけあって、主人公のウィルが本当にいいキャラクターなんですよ。
底抜けに優しいわけではなくて、人間味がある。
目標がちゃんとあるから頑張れているだけ。
応援したくなるキャラなんですよね。
ウィルが魔法至上主義者どもをどう黙らせるのか。
至高の五杖が警戒している天上の侵略者とは一体何者なのか。
どんな仲間たちと出会うのかも楽しみです。
ライトノベルや異世界ファンタジー漫画が好きな人におすすめなので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
【最新刊】杖と剣のウィストリア10巻の発売日
- Q杖と剣のウィストリア10巻の発売日はいつですか?
- A
2024年6月7日発売です。
杖と剣のウィストリアを無料で試し読みする方法
杖と剣のウィストリアは講談社が刊行している漫画誌・別冊少年マガジンで連載中なので、マガポケから無料で2話まで試し読み出来ます。