主人公が死を望んでいる物語の結末にハッピーエンドはあるのか……。
この記事では週刊少年ジャンプで連載中のバトル漫画『アンデッドアンラック』の感想や魅力を紹介したいと思う。
不死と不運?
そう、死ぬことができない主人公と、触れた者に不運をもたらすという能力を持っているヒロインが、否定者と呼ばれる存在である自分たちを始末しようとする敵と戦うバトル漫画。
画力が高いわけではないのですが、テンポよく物語が進んでいき、単行本で読んだときの満足度がかなり高い!ストーリーでオススメできる漫画とはまさにこのこと!
主人公らしくない主人公っていいよね
アンデッドアンラックのあらすじ
ネタバレ注意!アンデッドアンラックを読んだ感想
チェンソーマンと同じ感覚になる漫画
バトル漫画といっても、僕のヒーローアカデミアみたいに戦闘描写が際立っているわけでもないし、キャラデザとか画風は地味だし……なのに単行本で読んだときのスピード感が凄く好印象だった。
ジャンプ漫画らしくない主人公の言動とかは、チェンソーマンと同じタイプだなと個人的には思った。
品はないけど紳士的ではある…
不運と不死身の能力者が出会う
本作はヒロインの出雲風子が自殺しようとしているシーンから物語が始まる。
風子は「私の体に触れると…えっと…不治の病気に感染して…死ぬ」と刃物を群集に向けながら話し、誰も風子を止められずにいたところ、自ら刃物に刺さりに行って、しかも風子の顔面をわしづかみにする男がいた。
風子は不運を呼び寄せる体質で、男には電車にひかれるというとんでもない出来事が襲うのだが、なぜか生きていて……。
そう、この男は不死身の体質で、ありとあらゆる不運をもたらす風子の力を借りて、自分の人生を終わらせようとするのだ。
否定者と呼ばれる能力者たちのバトル漫画
アンデッドアンラックはなにもこの二人だけで物語が構築されているわけでなく、能力者たちのバトル漫画となっていく。
敵の男は「我々はあなた達のような選ばれなかった否定者達や世を害するUMA等を管理する者です」と話し、二人を捉えようとする。
不死・不運・不可避・不変……。
何かを否定している者たちの戦いは、けっして派手な能力バトルではなく、どちらかといえば頭を使いながら戦っているという印象。
単行本1巻の完成度はとても高く、10巻を超えたらどうなるんだろうとワクワクさせてくれる内容で、正直驚いた。
ヒロインの風子はピュアで可愛らしく、また不死の男・アンディは品のない言動とは裏腹に紳士的な一面も見せている。
連載を追いかけている人に、どれだけ受け入れられるのか不安なところだが、戸塚慶文さんにはぜひ頑張ってほしいものだ。
アンデッドアンラック(最新刊)9巻の発売日
アンデッドアンラック9巻は2021年12月3日に発売です。
アンデッドアンラックを無料で試し読みする方法
アンデッドアンラックは集英社から刊行されている漫画誌・週刊少年ジャンプで連載中なので、少年ジャンプ+で第3話まで無料で試し読みできます。