家で過ごす時間が増えたことにより、映画やアニメを視聴できる動画配信サービスは、スマホやPCを扱える人にとって一般的なものになりました。
時代の変化や利便性の向上もあって、小説や漫画も、電子書籍に移行する人が増加傾向にあります。
そこで、電子書籍のサブスクを利用しようかと検討している人も多いのではないでしょうか。
選択肢として真っ先に挙げられるのがKindleUnlimited。
月額980円で200万冊以上が読み放題になる、優秀な電子書籍読み放題サービスです。
さて、この記事ではAmazonの電子書籍読み放題サービスであるKindle Unlimitedは、漫画好きにとって登録する価値はあるのか?という視点で書いていきたいと思います。
Kindle Unlimitedは漫画サブスクとしておすすめできる?
結論から申し挙げると、Kindle Unlimitedは皆が求めている漫画サブスクではありません。
メインは小説やビジネス本、雑誌。
漫画は豪華付録って感じでした。
普段からビジネス本や小説を読む習慣がある人には優秀なサービスですけど、漫画しか読まない人にはメリットを感じにくいと思います。
利用をおすすめしない人
意外に感じるかもしれませんが、漫画ヲタクを自称できる人にはおすすめしません。
その理由は単純で、Kindle Unlimited対象の漫画を所持している可能性が高く、登録するメリットが薄いからです。
じゃあ、普段あまり漫画を読まない人におすすめできるかと聞かれれば、そちらもNoです。
あくまで私の主観によりますが、Kindle Unlimited対象漫画のラインナップを見ると、話題性のある少年漫画が少なく、異世界転生みたいなWeb連載のマイナー漫画が多い印象を受けました。
普段漫画を読まない人が、Kindle Unlimitedで1巻を試し読みして、続きを購入したくなる作品がどれだけあるのかと聞かれれば微妙なところですよね。
利用をおすすめする人
普段から漫画や小説をよく読む人は、著者の労力や書籍の価値を理解していると思います。
高いと感じながらも、根底では物の価値を妥当だと理解している。
Kindle Unlimitedの月額980円と聞いても、そんなもんだろとしか思わないでしょうし、そういう人におすすめできる読み放題サービスだと思います。
結局のところ、980円を高いと思うか、安いと感じるか。
そこで、利用するか否かを判断するべきでしょう。
Kindle Unlimitedで読める漫画は意外と少ない
鬼滅の刃や呪術廻戦などの話題作は読めない
普段漫画をあまり読まない人でも、週刊少年ジャンプ・サンデー・マガジンの三誌は知っていると思いますが、ここで連載されている漫画はKindle Unlimitedの対象外です。
というのも、集英社・講談社・小学館の三社は、頻繁に期間限定1巻無料キャンペーンとかやっているのでわざわざKindle Unlimitedに参加する理由が無いんですよね。
その代わり、秋田書店や新潮社、一迅社や芳文社などのラインナップが豊富で、購入を後回しにしていた漫画や、迷っていた漫画が意外とあって驚きました。
あなたの欲しい物リストに眠っている漫画が、対象作品になっている可能性も全然ありますよ。
シリーズ全巻読めるサブスクではない
よくある勘違いなんですけど、Kindle Unlimitedはシリーズ全巻読めるわけではありません。
基本的には1~3巻が読み放題の対象になることが多く、5巻以上読める作品はごくまれにあるかなーってくらいです。
Kindle Unlimitedは漫画の試し読みを拡大するサービスみたいなものと考えてください。
Kindle Unlimitedのキャンペーンは何度でも利用可能
Kindle Unlimitedの魅力は、こういう割引を頻繁にしてくれるところです。
こういうキャンペーンで再利用を促すのは理解できるんですけど、普通は最初の1回だけって思うじゃないですか?
Kindle Unlimitedはゴールデンウィークなどの長期休暇や、プライムデーに合わせて、頻繁にこういう割引を与えてくれるんで、自分は980円も支払ったこと無いんですよ。
まとめ
Kindle Unlimitedは小説やビジネス本をよく読む漫画好きには推奨できるが、漫画だけを目当てに登録するのはおすすめできません。
Kindle Unlimited対象漫画のラインナップは、万人受けする物ではなく、ある程度漫画を読んでいる人向けなので、1ヶ月の漫画代が5千円から1万円くらいの人には利用する価値があると思います。
割引は頻繁に行われているので、無料期間を終えた人や、一度利用して止めた人も定期的にKindle Unlimitedのページを確認してみるといいでしょう。
月額980円が高額に感じるか、妥当に思えるか。
最終的な判断はそこ次第です。