この記事ではついにTVアニメ化が決定した大人気ファンタジー漫画『ダンジョン飯12巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
11巻ではカナリア隊との戦いが始まったことで、マルシルが新たな迷宮の主となってしまう衝撃的な展開になりました。
その続きとなるダンジョン飯12巻では、迷宮の主となってしまったマルシルが、みんなを守りたい想いをきっかけに、力に翻弄されていく様子が描かれていきます。
ダンジョン飯12巻のあらすじ
【ネタバレ注意】ダンジョン飯12巻を読んだ感想
ついに!ようやく!アニメ化決定しましたね!
屈指の人気と面白さを誇るファンタジー漫画なのに、なぜか他の漫画に先を越されるもんだから、ずっと不思議に思っていましたよ。
物語も佳境に入ってきたので、まさかこのまま……って少し不安だったんですよね。
自分の中の、なぜアニメ化しないのか不思議な漫画ランキング1位がようやく陥落しました。
まぁ、自分が読んでいる漫画はほぼほぼアニメ化されたか、決定している、ほぼ確状態なので、1位以外存在しないんですけども……。
そんな話はさておきダンジョン飯12巻では、迷宮の主となったマルシルが欲望を全て叶えてしまう力に翻弄される様子が描かれていきます。
翼獅子の人間の欲望を叶えたい気持ちは本物。
人間が美味しい食事で腹を満たす瞬間。
意中の相手と恋愛が成就する瞬間。
その一瞬の満足感や達成感が自分の餌となる。
他人の幸福が自分自身の幸福でもある。
そこに裏表は無いと翼獅子は語ります。
マルシルの願いは全ての種族の寿命をエルフに近づけること。
普段は死を恐れ、老いるのを嫌うのに。
それがタダでなんの代償も無く手に入るというのに。
それを拒否する人間の心理って不思議ですよね。
自分がマルシルの立場だったら、なんの疑いも無く翼獅子の力を使用していたことでしょう。
ですからライオスがマルシルに、世界中の人達に自分が決めた献立を食べさせようとするのと同じだと諭したのは、驚くと同時に少しイラっとしました。
こいつ、さんざんトロールを重ねてきたのに。
今回はめちゃくちゃ的を得た発言するやんけ。
でも、翼獅子が嘘をついている可能性もあるわけですから、ライオスは冷静な判断を下しました。
マルシルが力に翻弄される様子は悪堕ちに近いものを感じてゾクゾク来たし、マルシルが正気に戻るシーンはそれでいいんか!?ってなるオチでめちゃくちゃ笑いました。
マルシルの寿命を延ばしたい願望はそれで解決しないけど、ノリと勢いが正論に勝るってのはキャラクターが生きているのを感じて、自分はけっこう好きなオチでした。
【最新刊】ダンジョン飯13巻の発売日
発売間隔から予想すると、ダンジョン飯13巻は2023年9月以降になると思います。